創作
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、おたく男が平安時代風異世界に転移し、京都に住んでいた。京都の五条のあたりに住んでいる女を妻にしようと思ったが、ふられてしまった。 なんか最近うまくいかない。東下りした時はモテモテだったのに。思わず友人宛の手…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 おたく男の事例研究は続く。成功事例だけでなく失敗事例も研究しなければならないのだ。 昔、片田舎に住んでいる男がいた。男は上京して宮仕えすると言って女を残して田舎を出て行ったのである。なかなか宮仕え出来なかったの…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本から平安時代風の異世界に転移したおたく男がいた。おたく男は仲良くなった女と別れたので、反省してこの異世界の恋愛事情を調べてみることにした。事例研究というわけである。おたくによくある研究心を発揮して、…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 平安時代風異世界に転移してきたおたく男も少しずつこの世界の恋愛に慣れてきたのであった。 通って共寝をする女が出来て、お互いに深く愛し合って脇目も振らない様子であった。そのはずなのに、何があったのか、女は些細なこ…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、おたく男が大和の国の女を気に入って、通って共寝をした。しばらく通ったのだが、宮仕えしていたので京の都に帰らることになった。三月のことである。その帰り道に楓の木の若い葉が赤く染まっている枝があった。その枝を折…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本から平安時代風の異世界に転移したおたく男がいた。東下りの後で、なんとか宮中に仕事を得ることが出来た。これで立派な貴族、殿上人または雲上人である。 男は調子に乗って、宮中で働いている女と付き合い始めた…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。とりとめもなく歩いているうちに陸奥の国まで行き着いてしまった。その国の女で、京の都から来た男を珍しいと思ったのか、それとも現代日本という異世界から転移して来…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。武蔵の国に来ている時に、京の都の女に宛てて手紙を書こうとして、内容を考えていた。そろそろ京の都に戻ることを考えていたので、手紙で機嫌を取っておこうとしたので…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。 他人の娘を盗んで武蔵野まで連れて逃げてきたが、娘を盗むのは泥棒なので、武蔵の国の警察に捕まった。が、逃げ出して野原の茂みの中に隠れていた。 などという根も葉…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。野蛮な東の国に行ったのだが、その途中で京の都にいる友だちに手紙を送った。 忘るなよほどは雲ゐになりぬとも空ゆく月のめぐり逢ふまで 私とあなたたちの距離は、空の…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいて、武蔵の国まで、心にまだ迷いを残しながらやってきた。そこである女の家に行って共寝をしたのであった。女の父親は他の男と女を結婚させようと考えていたので、これはけ…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。京の都に住むのはつらくなったので、東の方にやってきた。 信濃の国の浅間山に噴煙が上がっているのを見て、観光名所の案内ブログみたいに短歌を書いて一丁アクセス数…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。京の都にいることがつらくなったので、東の方にやってきた。伊勢と尾張の境目にある海辺を歩いていると、波がとても白く立っていた。 いとどしく過ぎゆく方の戀しきに…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたく男がいた。その男とは結婚出来ない運命にあると分かっている相手であったが、男は一年以上も女のもとに通い続けてた。 今は許されて見張りも解かれているけれど、いつまた見張り…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、この世界に現代日本から転移してきたおたく男がいた。男には恋する相手の女が居たが、女は手の届かないところに行ってしまった。男はダメ元で「リセット、やり直し」と叫んだのであった。 そしたら、恋する女が居なくなる…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの異世界に転移してきたおたくの男がいた。男はちょっと身分が高いがそこそこ平凡な娘に恋をした。はずだったが、娘はみるみるうちに美しくなった。 そのために、娘の親であり、また男が世話になっている相…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 昔、現代日本からこの世界に転移してきたおたくの男がいた。 懸想する、つまり想いを懸ける、恋する相手の女がいた。それはこの世界に来て世話になっている有力貴族の娘であった。真珠を天皇に献上する件や、貴族の地位を用意…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 むかし、現代日本からこの世界に転移してきたおたくの男がいた。その頃、古い都から新しい都に遷都してそんなに時が流れていなかったので、新しい都でもまだ家が建ち始めたばかりであった。それなので都の西の方はまだ人家も多…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 むかし、現代日本からこの世界にやって来た男がいた。貴族の地位を得たので冠を着ける初冠(ういかんむり)の儀式を行なった。それから、貴族の嗜みとして狩りの練習をするために平城京の近くの春日野に行った。 あなたのお仲…
伊勢物語をもじって異世物語という安直な発想で書いている作品です。なんか以前からステマじゃないということをブログに注釈で釈明しなければならないようなので、ついでに作品中にamazonn商品のアフィリエイトリンクを貼って、アフィリエイト小説にしてやれ…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 まえがき 東下りから、伊勢物語の最初に戻るためのつなぎの部分、(伊勢物語には)元ネタなしの言い訳のような話。 本編 異世界の都に行くつもりが間違って、千葉県(下房)に来てしまったのであった。 しかし、そこでご都合主…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 更に迷いながらどんどん進んでいくと、武蔵の国と下総の国の間に大きな川が流れていた。それを隅田河という。そのほとりで、ようやくおかしいことに気がついた。 武蔵の国と言えば東京ではないか。隅田川もあるし。なのにこの…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 さらに迷いながら進んでいくと、駿河の国というところに着いた。そこで宇津の山という所に入った。ウツというだけあって鬱蒼と暗くて狭くて怖い道である。暗所恐怖症や狭所恐怖症だったら耐えられない。文明の進んでいない異世…
創作:異世物語 目次 - ネギ式 まえがき 高校の古文で伊勢物語の東下りを習った時に思ったことは「おまえ、結婚してたんかい!」。そんな気持ちを込めて書きました。 本文 むかし、この現代社会に住む男がいた。男は自分がこの社会では役に立たないと思い込…
俺は左よりの左だと自分では思っているが、好きな軍歌もある。しかし、右翼の街宣車はこの軍歌を流してくれない。 www.youtube.com 「君が代」も元は恋の歌という話もあるように、解釈は自由なので「海行かば」の俺の解釈も少し変わっているけれど。解釈とい…
海なし県にも浦島太郎の伝説はある。 これは、竜神沼に釣りに来た浦島太郎の話である。 浦島太郎が、釣りをしようと竜神沼にやってくると、子供たちが亀をいじめていた。 「こらこら、亀をいじめてはいけないよ」 太郎がそう言って、子供たちを諌めると、子…
「なあ、お前、非番じゃないだろう。こんなところでサボっていていいのか」 血の池で釣りをしている青鬼に赤鬼が言った。二人とも地獄の獄卒である。「いいのいいの。獄卒がサボれば亡者は喜ぶ」「亡者を喜ばしちゃいかんだろう」「赤鬼はマジメだなあ」「仕…
なろうに書いた。 https://ncode.syosetu.com/n7893hn/ なぜなら、ナーロッパの話だから。これをカクヨムに書いたら裏切りだろう。ナーロッパの話はなろうに書くしかない。 前に、彩雲国とかデルフィニアを読んだときに、人格とか徳の高いとかいうことで王を…
「のどかじゃのう」 吾作は田んぼを眺めてつぶやいた。 梅雨の合間の晴れの日である。田んぼには水が張られ、田植えの後の少し伸びた稲が整然と並び風にそよいでいる。 「嘘のようにのどかじゃのう」 今年の春は代かきも出来ない程の水不足で田植えができる…
やる気のない創作。 令和時代に新しい味覚が発見された。それは「絶品」。そしてその味覚を刺激する化学物質が合成され、商品として販売された。その名も「令和味覚革命:絶品さん」 この化学調味料を少量混ぜるだけで、どんな料理も「絶品」の味がするので…