ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想

読書感想:キドリントンから消えた娘

モース警部シリーズの2作目。 うーん、トリックというよりも、作品の雰囲気が好きになれなかった。下品なんだよね。1作目も下品だったけど。1作目と同様に下品。不倫なんて殺人に比べれば大したことないという考えもあろうが、どうにも下品な感じがして仕…

読書感想:水滸伝(十三)白虎の章

北方水滸伝。盛り上がる大規模戦闘の回。 流花塞は北方謙三のオリジナルなんだろうか? なんか今回は流花塞の建設は早過ぎたとかいう話で、やっぱ作らなければよかったのではないかという気がする。 宋軍の流花塞攻めは陽動で、双頭山が本当の狙いだった。宋…

読書感想:水滸伝(十二)炳乎の章

北方水滸伝。 盧俊義と燕青を中心とした話。盧俊義は北方水滸伝では闇塩を扱う重要人物だが、とうとう青蓮寺に疑われて捕らえられ拷問を受ける。それを救出する燕青。この巻まで燕青は盧俊義の愛人という疑惑で描かれていたが、その疑惑が晴れる回でもある。…

読書感想:自己肯定感の話

はてブで人気だったので、読んでみた。 旅行エッセイとして面白い。ブコメでもいいけど、量として本を読んだ感が強かったので、ブログの読書感想に書くことにした。 「自己肯定感」関係ないと思ったが、関係ないわけでもない。タイトルとして旅行記よりも注…

読書感想:死にいたる火星人の扉

フレドリック・ブラウンのエド・ハンターシリーズ。 ちょっとこのタイトルはないなぁ。 原題は「DEATH HAS MANY DOORS」 火星人は出てくるというか、表紙裏の登場人物の欄に「ヤッダン 火星人」と書いてあるけど。 内容としてもミステリとして見るとちょっと…

読書感想:ウッドストック行最終バス

図書館で借りた本。モース警部シリーズの1冊目。 名探偵は推理を最後まで語らない傾向があるが、モース警部は途中でもどんどんその時点での仮説を話す、というか、仮説を立てて捜査をして、その仮説が正しいような間違っているような結果になるが、捜査は少…

読書感想:水滸伝(十一)天地の章

北方水滸伝。 樊瑞は道士から暗殺者にされたのだな。暗殺とか拷問とかなかなかエグイ。 この巻では主に晁蓋の死までが描かれる。死亡フラグというか、wikipediaとかで水滸伝を調べても晁蓋の死亡は確定しているので、もう中盤だからいつ死んでもおかしくない…

読書感想:不可逆少年

「不可逆少年」というのは、この本の登場人物である家庭裁判所調査官早霧沙紀の使う言葉で、更生不可能な少年のことである。少年法上はすべての少年は更生可能という前提なので、少年法を否定する言葉だ(なお、タイトルを含めてここでいう少年は少女を含む…

読書感想:月夜の狼

フレドリック・ブラウンのミステリに「火星からの電波を受信」とか出てくると、マジなんだか嘘なんだか分からなくて困る。ちなみに裏表紙には「木星からの通信」って書いてあるし、何が何だか分からなくなる。 ということはさておいて、主役のエド・ハンター…

読書感想:双頭の悪魔

図書館で借りた本。 読者への挑戦状が三つも入ってお得です。先日読んだ「人形はなぜ殺される」には読者への挑戦状が二つあったわけだが、今度は三つ。 トリックの一つか二つは分かったが、それ以外はあまり深く考えていなかった。とにかく長いのである。あ…

読書感想:辺境都市の育成者

ぱっと見でなろう系かと思ったが、カクヨムWEB小説コンテスト特別賞・読者賞受賞作品であった。 俺ツエーじゃなくて、師匠ツエーっていう作品。俺ツエーのハーレムものをハーレムのヒロイン視点で描いた作品と言ってもよいだろう。 視点が違うだけで、俺ツエ…

読書感想:法廷遊戯

こいつはすげーや。大傑作。 冤罪をテーマにしたミステリだが、俺には日本の司法批判がテーマのように思えた。 痴漢冤罪については、いろいろ俺個人としては思うところがあって複雑なのだが、つまり痴漢冤罪は確かに問題だが、それ以上に事件化されない痴漢…

読書感想:化学受容の科学

読み終わってないのだが、次の予約が入っているので図書館に返さなければならない。6章まで読んだ。 生物が化学物質を認識する仕組みについての本。大学生か院生あたりが対象というか、最新の研究成果を網羅的にまとめた本かも。 主に昆虫から人間まで、とい…

読書感想:水滸伝(九)嵐翠の章

北方水滸伝。 主に闇の塩の道についての攻防。鄧飛が見事に死亡フラグをたてて死亡する。死に方も、ここが危ないぞと読者の危機感をあおっていた通りであった。 女傑の扈三娘も梁山泊に入る。身内を殺されているのにドライな割り切り方である。 水滸伝 九 嵐…

読書感想:五匹の子豚

ポアロもの。 既に裁判も終わっている過去の犯罪についてポアロが捜査する。 うーん、そんなによいとは思わなかった。まあ、妻と愛人の関係という舞台設定が俺の好みではないというのもある。証人の記憶のあいまいさが叙述トリック的な役割を果たしている。 …

読書感想:水滸伝(八)青龍の章

北方水滸伝もとうとう「祝家荘の戦い」まで話が進んだ。 これは梁山泊が手こずる大きな戦いでなかなか面白かった。李 逵は異常人格者みたいだ。 その前に、どうでもいいことで死ぬ奴がいた。北方謙三のオリジナルキャラの成長のために犠牲になったのだ。こい…

読書感想:水滸伝(七)烈火の章

北方水滸伝。青蓮寺との戦いが激しくなり、宋江は追いつめられるが、辛くも脱出しようやく梁山泊入り。一方、史進も少華山から出て梁山泊に。 梁山泊中心になってきたが、二つの戦いで二人が死んで、更に戦い以外のところで一人死ぬ。青蓮寺とのやり合いも面…

読書感想:水滸伝(六)風塵の章

北方水滸伝。やはり人数が多くて混乱してきた。天罡星三十六星だけでも俺には多すぎるのに、地煞星七十二星もいるのでどうにもならない。獣医の妻があっさり殺されるのもすごい。だいたい女はあっさり殺される。 宋江は持ち上げ過ぎな気がする。思想的指導者…

読書感想:シカゴ・ブルース

フレドリック・ブラウンのエド・ハンターシリーズの1作め。2作めを先に読んでしまったが、最初から読むことにした。 なかなかよい。俺の中で、フレドリック・ブラウンがSF作家よりもミステリ作家として評価するようになりつつある。 パズルミステリーで…

読書感想:息吹

図書館で借りたテッド・チャンの短編集。昔、第一短編集を読んだ時はその才能に驚いたが、今の私にとっては著者の意識が高すぎる気がする。主に、俺の意識が低くなった関係で。意識の高さがややミスマッチだった。 商人と錬金術師の門 アラビア風世界での過…

読書感想:人形はなぜ殺される(ネタバレ)

先日読んだ「謎解き名作ミステリ講座」でネタバレありの部分を読んでいたが、面白そうなので図書館で借りた本。圧倒的な忘却力でネタを忘れていたので、問題なく読めた。が、その本でこの作品をどう評価していたのかも忘れたし、図書館に返してしまったので…

読書感想:謎解き名作ミステリ講座

古典から現代の、そして海外から日本の名作ミステリを紹介、批評する本。ミステリ評論家佳多山大地が非常勤講師として大学で教えた講座の内容をかいつまんで紹介する本。 面白い。前回のあらすじ本とちがって、毎回導入からその作品の読みどころまで紹介して…

読書感想:あらすじで読む世界の名作

読書系ブログではおそらく取り上げられないであろう本。俺だってとても金を出して買う気にはならないが、図書館にあったので。著者が翻訳家小島千晶監修というのも変な感じだ。小説の翻訳をしている人ではないようだ。小島千晶は監修で、各作品のあらすじは…

読書感想:水滸伝(五)玄武の章

北方水滸伝。いよいよ、本格的に史実原作に反する展開になる。まあ、何が原作かもよく知らないけど。108人もいたら登場人物多すぎるので、バンバン死んで欲しい。 重要人物が死んだ一方で、序盤から主役級だったがしばらく行方不明になっていた魯智深が復活…

読書感想:金属の科学

図書館で適当に選んだ本。 金属についてはほとんど知らないので、結構面白かった。 いわゆる冶金学の本。 ただし、2005年の出版なのに、主な金属の残存資源量が1990年現在の資料になっているのが残念。しかも鉛、亜鉛、スズ、金、銀の残存資源量があと20年と…

読書感想:生物の大きさはどのようにして決まるのか

副題は「ゾウとネズミの違いを生む遺伝子」 副題は内容の卑小化である。本来のタイトル通りの内容であった。つまり原核生物からすべての植物、動物にいたるまであらゆる生物の大きさについて書かれている本である。 わずか200ページの本にして、その内容の広…

読書感想:素浪人 月影兵庫

「素浪人 月影兵庫」というのはテレビ時代劇の題名である。俺と同年代の人ならほぼ知っている高視聴率番組であった。ただし、テレビ番組は必ずしも原作に沿った内容ではなく、その結果として原作者からクレームがついて、「花山大吉」になったというのは有名…

読書感想:水滸伝(四)道蛇の章

北方水滸伝四巻。主に宋江の話。それから青蓮寺の李富の話も。梁山泊以外でも「替天行道」の旗が揚がる。宋江が捕まりそうなところで次巻につづく。 水滸伝 四 道蛇の章 (集英社文庫) 作者:北方謙三 集英社 Amazon

読書感想:コウモリ 進化・生態・行動

前回読んだ「コウモリの謎」の参考文献にあった本。分厚い。大学の教科書のようだ。「ここ試験に出ます」という感じの内容が多い。 コウモリ―進化・生態・行動 作者:J.D. オルトリンガム 八坂書房 Amazon 少し古い本で、「コウモリの謎」ではコウモリ複数系…

読書感想:水滸伝(三)輪舞の章

いよいよ、反乱軍としてまとまって動き出すような感じである。 それはともかく、女がよく死ぬ。これは原典のとおりなのか、ともかくよく死ぬ。宋清の話とかひどいね。 武松は復活する。時間はあったにせよ、けっこうあっけらかんとしてる気がする。 水滸伝 3…