ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想

読書感想:わたしは哺乳類です

「母乳から知能まで」って副題だけど、「金玉袋から脳まで」って感じだ。 1章が陰嚢(金玉袋)の話で、金玉がぶら下がっている理由というかそのへん。広く知られた冷却説に対する反論と他の有力な説を紹介している。でも結局はどれという決め手はない。 2…

読書感想:堕天使殺人事件

これは実に面白かった。 主役のファンドーリンがちゃんと頭がいい人間でよい。ついでにハンサムで身体能力も高いのだが。頭が良いといっても天才ではなく、騙されるけどあとで気がつくというか。 作者はボリス・アクーニンで、このアクーニンというペンネー…

読書感想:休眠の昆虫学

私の内部の厳密な定義では読書ではない。 これって、論文になっていない結果が結構書かれていて、その点で意味があるのかも知れない。一つ一つの研究は割と短いし、結果も必ずしも明瞭ではない。 まあ、研究しても論文にならないってことは、結構あるらしい…

読書途中:休眠の昆虫学

難しい本です。総説ではなくて各論というか、個別の昆虫の休眠について、かなり専門的なことが書かれている。論文集というのが近いかも知れない。 どうも昆虫の休眠は独立に何度か獲得された形質らしい。しかし厳しい季節を生き抜くという目的は同じなので同…

読書感想:編集者を殺せ

ネロ・ウルフもの。 ネロ・ウルフという探偵の名前は聞いたことがあったが、作品を読むのは初めて。安楽椅子探偵という話だが、確かにネロ・ウルフは安楽椅子探偵なのだが、小説は安楽椅子探偵ものではない。 というか、この小説の主役はネロ・ウルフではな…

読書感想:地衣類のふしぎ

どうも小説を読む気にならなくて。アメリカ大統領選後の悪あがきや、大阪市廃止住民投票後の悪あがきを見てよその地区のおれが鬱々とすることに何の意味があるのか、という気もするが、まあ意味があるから鬱々するわけではないのである。 でどんな時でも読め…

読書感想:動く標的

これを読んで気づいたのだが、私はこれまでハードボイルド探偵小説を読んだことがなかったようだ。有名な作家の名前はなんとなく知っていたりするが、読んだ記憶がない。たぶん興味がなかったのだろう。本家はもちろん、大藪春彦も読んだことがない。いや、…

読書感想:ロジャー・マーガトロイドのしわざ

なんか有名な人の作品らしいんだけど、私は作者を見たことも聞いたこともない。そしてクリスティのアクロイド殺しのオマージュらしいのだが、そっちも読んでいないのである。 そういう前提で、この本を読んだが、ふつうに娯楽作品として面白かった。まあ、鬱…

読書感想:おばちゃまはシチリア・スパイ

ミセス・ポリファックス・シリーズ。 読み始めてから、なんかのれなくて、おれもこのシリーズに飽きたのかと思っていたけれど、最後まで読んだ結果、シリーズが変質したのだと思った。 今回、確か、死人が出ていない。おばちゃまがひどい目に会っていない。…

読書感想:葬儀を終えて

クリスティのポアロもの。 騙されたー。この謎は分からなかった。まあ、分かってれば犯人も分かったわけだが。 しかし、長いんだよなぁ。この手のミステリで長いということは、つまりミスディレクションが長いということで、そりゃあ、延々とミスディレクシ…

読書感想:おばちゃまはアルペン・スパイ

最近はまっているミセス・ポリファックス・シリーズ。 面白い。人は死ぬし、おばちゃまは撃たれる。けれども基本的にはユーモアもの。 今回はスイスの高級療養所で盗まれたプルトニウムを探す任務。やばい。 今回はおばちゃまのロマンスというよりも、他人の…

読書感想:おばちゃまはサファリ・スパイ

ミセス・ポリファックス・シリーズ。 もてもてのおばちゃま。前半はもてもてとサファリ観光だったが、後半になると例によって捕まってしまう。尋問にでたらめを答えるのはおしゃべりキャラの常道とはいえ、マイルズ君っぽくてよかった。 時代が古いという点…

読書感想:死者のあやまち

クリスティのポアロもの。 作者クリスティの分身とも言われる作中の探偵小説作家の「何か起こりそうな気がする」という依頼によって、殺人の起こる前に現場に入ったポアロ。 であるが、ポアロは殺人を未然に防ぐために指一本動かさない。まあ、ポアロの性格…

読書感想:おばちゃまは東欧スパイ

ミセス・ポリファックス・シリーズ。やはり面白い。 今回の舞台はブルガリア。もちろん、冷戦期。今回はガイドの監視下で東欧観光するアメリカ人の自分勝手な行動によってガイドが迷惑を被るというか、監視されていて見たいものも見れないというアメリカ人と…

読書感想:おばちゃまは飛び入りスパイ

ミセス・ポリファックス・シリーズの1巻め。子どもたちは独立して別のところで暮らし、夫とは死別したミセス・ポリファックスが子供の頃からなりたかったスパイに志願して、手違いからクーリエの仕事を任されてしまう。 おばちゃまの状況はコメディなのだが…

読書感想:複数の時計

クリスティのポアロもの。 ミステリーとして優れているとは思えないが、小説としてはまあ面白い。ポアロはほとんど登場しないで最後に謎を解くだけの役。ポアロによるミステリー評が面白いという説もあるが、評されているミステリーをそんなに読んでいないの…

読書感想文という宿題をどうやっつけるか

anond.hatelabo.jp という増田があったので、便乗して書くものである。ちょとブクマしたけどね。 これは読書感想文など書きたくないが、宿題だから嫌々ながらも書かなければならない可愛そうな子供向けの手引である。重要なのはいかに時間をかけず、頭を使わ…

読書感想:おばちゃまはイスタンブール

はっきり言って面白い。 タイトルが日本語として変というかうなぎ文みたいだが、これはシリーズの二作目で一作目は「おばちゃまは飛び入りスパイ」というもの。図書館に一作目が置いてなかったので二作目から借りたのである。 スパイものだが、主役はおばち…

読書感想:白銀の墟 玄の月(四巻)

泰麒の話であり、泰麒の話であった。泰王驍宗は前巻でこれから活躍しそうな気配を見せたにもかかわらず、活躍しない。これでは自力脱出にした意味はないんじゃないだろうか。それまでにページ数を使いすぎたので王救出の話の枚数を減らすために自力脱出にし…

読書感想:ヒッコリーロードの殺人

アガサ・クリスティのポアロもの。 ポアロは優秀な秘書がタイプミスをしたことから、その秘書の心配事を解決しようとする。学生寮(学生が多いが学生でない人もいる)でものが紛失したりする事件が相次いでいる。ポアロは探偵術の講演をするという名目でその…

読書感想:コナンと髑髏の都

図書館で借りたけど、半分くらいで諦めた。 名前は知っていたけど、これまで読んだことはなかったのだ。 まあ、古いってのもある。年代順編成なのもあるかも知れない。つまり、一番面白い話はまだ出てきていないわけで、剣を手に入れる話とか、冒険的な話は…

読書感想:パディントン発4時50分

クリスティのミス・マープルもの長編。ミス・マープルという探偵のキャラは凄い。老嬢の探偵。いやもう老人で女性で探偵だったらミス・マープルになってしまうので、なかなか類型探偵を登場させにくい。ホームズの類型はいっぱいいるのに。やたら天才ぶった…

読書感想:なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

このタイトルは非常に素晴らしいと思う。 クリスティはあまり読んでいなくて、老後の楽しみに取ってあったのだが、もう今読まないとどんどん老眼が進んだりして読めなくなるので読むことにしたのである。 この作品はタイトルに聞き覚えがあるという程度だっ…

読書感想:天龍八部

ようやく読み終わった。前巻で一応ある程度の決着は着いていて、最後の巻は恋愛の決着という感じか。この話の裏の主役ともいうべき放蕩親父のいろいろと主人公の段誉の出生の秘密とか、まあ、虚竹の相手とかいろいろ決まる。 そして悪役の慕容復はあまり活躍…

読書感想:白銀の墟 玄の月(二巻三巻)

二巻と三巻を読んだ。実は図書館で予約して借りて読んでいるのだが、どういうわけか三巻が先に回ってきたので、三巻を読んでから二巻を読んだ。 ストーリーとしてはゆっくりしている。動きがあるのは三巻の終わり頃なので、二巻は読まなくてもストーリーは分…

読書感想:天龍八部 第七巻 激闘少林寺

いよいよ、大詰めになって来ました。 少林寺に主な登場人物が集まってきて戦ったりする。主役義兄弟の初めての共闘。そして読者には死んでないことがはっきりと示されていた人や、読者にも死んだように思えていた人が生きていたことが分かり、この小説の伏線…

読書感想:マップメイカー(上)

上下巻の上巻だけで感想を書くのは珍しいんだけど、下巻を読むかどうか迷っているので。 マップメイカーというのは地図を作る人ということだけれど、この本に出てくる主な地図はいわば魔法の地図である。それはGoogle Earthみたいな地図、あるいはヴァーチャ…

読書感想:天龍八部 第六巻 天山奇遇

第六巻はほとんど虎竹の話。そして、ロリババア登場、その名も天山童姥(てんざんどうぼ)。名前通りですよ。年齢96歳、姿は10歳程度、口調は老女。現代でも通用する典型的なロリババアですね(翻訳時に現代のロリババアを意識して翻訳した可能性はある)。…

読書感想:天龍八部 第五巻 草原の王国

全体の中盤、第二の主人公蕭峯が宋を出て女真、遼で活躍する前半から、S女とM男のSMを中盤に挟んで、後半から第三の主人公虎竹と第四の主人公慕容復が登場する。慕容復は名前だけは二巻から登場していたけど、本人が登場するのはこの五巻から。いろいろ…

読書感想:天龍八部 第四巻行路茫々

強くて気持ちのいい男、蕭峯に襲いかかる運命と罠。という感じで謎の敵を追いかけるのだが、第四巻で一応その話は一区切りがつく。それにしても、よく人が死ぬ。なぞの敵がどんどん人を殺すだけでなく、蕭峯も結構殺しているような。 そしてこのシリーズのト…