読書感想
図書館で借りた本。 後ろに予約が入っていると、どうも急かされる気がしていけない。 サブタイトルでタイトルの理由が分かる。つまり、戦争に比べたら殺人なんてたいしたことないという意味だろうと思いながら読んだ。 たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理…
図書館で借りた本。 御書物同心日記シリーズらしいが、図書館で適当に手に取ったので1冊目ではなく2冊目か3冊目。 御書物同心で人の良い東雲丈太郎のキャラがよい。 しかし、この巻ではほとんど何も起こらず、ほのぼの4コマ漫画のようなストーリー展開。…
図書館で借りた時代小説、剣豪小説。 エンタメとして面白い。主君の密命を受けた金杉惣三郎が江戸で浪人として暮らしながら、密命の探索をしつつ周囲のもめ事を解決していく、そして藩の問題も最後には解決されるといううまく組み立てられたエンタメである。…
アガサ・クリスティのミステリーというか、少女探偵冒険ものという感じで読んでいたのだが、なんだこのラストは! パズルミステリーではなくて、キャラの立った少女探偵のバンドルが事件解決のために冒険をするみたいな話だと思って読んでいた。しかし、舞台…
タイトルといい、表紙といいいかにも超入門らしい印象の本。たとえば、これがプログラミング入門だったら、おれは初心者に勧めない。 だが、俺は音楽については初心者以前である。読んだけど分かったような分からんような。 CD付いているのにちゃんと聴かな…
ジャック・ヴァンスの中編SF。 日本翻訳版の発行は2009年だけど、書かれたのは古い。1950年代ではないかと訳者の伊藤典夫のあとがきにある。 作品として古いことは間違いない。でもなかなかに面白い。 ジャック・ヴァンスは異世界とか異種族の描写に優れた…
図書館で借りた本。 面白い。俺は知らないけど、著者は有名な人らしい。 基本的にはオーケストラの楽譜についての本だが、最初は楽器の話から始まる。楽器に関する軽い話から入るのかと思ったが、読んでいくと実に正しい導入だと分かる。楽器の特性が交響曲…
図書館で借りた本。 作曲少女の外伝4コマみたいな話。 たまちゃんの師匠って、あのオヤジなのか。 こうしてみると、たまちゃんも作詞少女の詩文に通じるシビアさがあるな。半分くらい、たまちゃんの話なので、たまちゃんファンにはよい本だ。 作曲少女Q~曲…
図書館で借りた本。 有名なミステリだが、実は今まで読んでいなかったのである。そして何かのきっかけでネタバレを食らっていた。ネタバレを食らってしまったので尚更読むのがためらわれてずっと読んでいなかったのである。 読んでみたら、ネタバレしていて…
図書館で借りた本。 「バレンタイン昔語り」 小学校が舞台の殺人もの。神様の小学生が犯人の名前を告げる。が、読み進めているうちに何か変だなと気付くことになる。そこで神様の言葉を信じるか、疑うか。 「宗像くんと万年筆事件」 小学校が舞台の盗難事件…
岡嶋二人の作品を読むのは初めてである。 ミステリかと思って図書館で借りたのだが、ミステリというよりも冒険ものである。 1989年の作品という点では、バーチャルリアリティに対して先見性があると言えるだろう。 でも、テーマとしては胡蝶の夢の焼き直しで…
「作曲なんて簡単だ」という作曲少女から、スタンスを変えて「作詞は難しい」という作詞少女。どちらにしても、1冊の話の中で素人が作曲なり作詞なりが出来るようになる点は変わらない。 とか思ってたら、なかなかとんでもないぞ、この本は。 青春? 人生?…
北方水滸伝。 かなり飛ばしたけど、読み終わった。もともと北方謙三が読みたかった訳ではなく、水滸伝系統の何かを読みたいと思っただけなので、続編の楊令伝は読まない。 北方謙三は水滸伝を革命としてとらえたようだが、首都制圧して皇帝を倒すという意志…
北方水滸伝。 あーあ、とうとう北方謙三のオリジナルキャラの楊令が梁山泊軍に入ってしまった。一気につまらなくなった。 北方謙三は楊令を過酷な経験をした若者と見ているようだが、俺からすると、楊令は不幸な経験をしたがその後、徹底的に厚遇された若者…
北方水滸伝。 時間を稼ぐための講和工作。双頭山の敗戦。高俅をまんまと騙したり、梁世傑を騙したり。 しかし稼いだ時間で体制を立て直したものの、童貫はやはり強い。これは負けるかと思ったら、張清の活躍で童貫が負傷して撤退。 北方謙三の「ソープに行け…
軽い感じの連作ユーモアミステリー。 軽さはちょうどいい感じの軽さだが、家族の問題が絡んでいるのでそこは重い。と思っていたら、だいたい全部勘違いとか意地っ張りとかで終ってた。 作者が急に続編に色気を見せたかのような終り方であった。 探偵ファミリ…
図書館で借りた本。 「オンブタイ」 いやな奴がひどい目に合う話。だが、爽快感はない。 「白きを見れば」 真犯人ならぬ真探偵の登場する話。犯人も探偵も真探偵もあまり賢い感じではない。特にボタンを盗んだのは愚行。 「払ってください」 助産師探偵。こ…
北方水滸伝。大規模戦闘後の回復と策謀の章かな。 武器調達作戦とか、暗殺とか。 童貫将軍すごいというところをちょっと見せ。 女たちの豪傑ぶり。 青蓮寺に痛手を負わせたと思ったら、青蓮寺側に新キャラ登場、しかも女。 水滸伝 十六 馳驟の章 (集英社文庫…
中級編というか、脱初心者編というか。 作曲なんて簡単だよーんという前作に比べて、今回は珍しく「作詞は難しい」ということを言っている。まあ、作曲の話なんで作詞はしないけど。 第三の女、美空うぐいす登場。このネーミングはひどい。更に第四の女にし…
エド・ハンターシリーズ。 シリーズのミステリ作品を読んでいると、そのシリーズの特徴から犯人を推理してしまうという悪い癖がついてしまう。 エド・ハンターシリーズの場合は、そもそも事件が起きているのかどうか分からないということも多いのだが、今回…
宋軍と梁山泊軍との全面的な戦いで負けそうな梁山泊……からの辛うじての停戦。 死亡確実という気がした黄信がなんと奇跡の復活であった。 魯達は策謀をめぐらし、扈三娘は結婚する。 これから盧俊義はどう死ぬかという計画が練られていくのだろう。 これまで…
図書館で借りた本。まだ読んでいる途中だが面白いというか興味深い。だが、まだ実際のトレーニングは始めていない。 絶対音感なんてものは、たいていの人は持っていないので、絶対音感に基づいたトレーニングは、特に大人には意味がないという考えによって、…
北方水滸伝。 前半は平穏な中に暗殺の試み。あとはたぶん、楊令伝のためのキャラの仕込み。それから史進が全裸で大暴れ。 後半は全面戦争のような展開になった。この巻で終ってなくて戦闘は続くので、そろそろ水滸伝の終わりに向けての流れなのだろう。 大砲…
副題は「量子の非局所性から『空間のない最新宇宙像』へ」なので、この非局所性というところを読みたいと思って、図書館で借りたのだ。 けれども、すごくどうでもいいことをだらだらと書いていて、実に鬱陶しくて作者が嫌いになった。 近所の本屋で面白そう…
最初に思ったのは、なんで漫画じゃないんだろうということであった。いわゆる入門漫画みたいな話のラノベ版。 漫画的ラノベ的なキャラクターの女の子が、作曲を始める話。 14日間で曲を作れるようになるのは作中キャラクターである。そして14日というのは作…
エド・ハンター・シリーズの4作目。シリーズ中この作品だけずっと翻訳されていなかったが、2015年に翻訳されたもの。 なんと大切なアム伯父が行方不明になってしまった。生きているかどうかも不明。とはいえ、私は次の作品を読んでしまっているので、生きて…
モース警部シリーズの2作目。 うーん、トリックというよりも、作品の雰囲気が好きになれなかった。下品なんだよね。1作目も下品だったけど。1作目と同様に下品。不倫なんて殺人に比べれば大したことないという考えもあろうが、どうにも下品な感じがして仕…
北方水滸伝。盛り上がる大規模戦闘の回。 流花塞は北方謙三のオリジナルなんだろうか? なんか今回は流花塞の建設は早過ぎたとかいう話で、やっぱ作らなければよかったのではないかという気がする。 宋軍の流花塞攻めは陽動で、双頭山が本当の狙いだった。宋…
北方水滸伝。 盧俊義と燕青を中心とした話。盧俊義は北方水滸伝では闇塩を扱う重要人物だが、とうとう青蓮寺に疑われて捕らえられ拷問を受ける。それを救出する燕青。この巻まで燕青は盧俊義の愛人という疑惑で描かれていたが、その疑惑が晴れる回でもある。…
はてブで人気だったので、読んでみた。 旅行エッセイとして面白い。ブコメでもいいけど、量として本を読んだ感が強かったので、ブログの読書感想に書くことにした。 「自己肯定感」関係ないと思ったが、関係ないわけでもない。タイトルとして旅行記よりも注…