読書感想：聖者に救いあれ

図書館で借りた本。
聖者じゃなくて修道僧だけど、しばしば神父さんと呼びかけられる。ファーザーじゃなくて、ブラザー。

聖者に救いあれ (1982年) (角川文庫)

そして俺にとってウエストレークはドートマンダーシリーズの作者。
ドートマンダーシリーズでは盗んだ車で泥棒の仕事をしているが、この作品ではなんと修道僧たちは徒歩でニューヨークや他の地域を歩きまくる。
この作品は宗教コメディだというが、ミステリ的なところもちょっとだけあって、ホームズの例の消去法が出てくる。ご都合主義とも言えるが、最後はドタバタ大団円という感じのよい終り方であった。