図書館で借りた本。
叙述トリックの名手とかいう話を聞いて検索して借りたのである。
表紙に綾辻行人、伊坂幸太郎、小野不由美、米澤穂信編って書いてあるけど、それぞれ1作ずつ出し、それ以外も綾辻行人が選んでまとめたということのようだ。
確かに叙述トリックというか、以外な結末というか、そういう点はうまく出来ていると思う。だけど、俺はこの作家が好きになれない。なんというか、男女の関係が湿っぽいのだ。文学的というのか、中間小説的というのか。演歌っぽいという気もする。
本格ミステリは人間が描けていないとか言うらしい。SFも人間が描けていないとか言われる。俺はそういうのが好きなのだ。だからと言って恋愛小説が全部ダメという訳ではなく、新井素子とかなら読める。少女漫画というかラブコメならカラッとした恋愛という気がする。