ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:じゃんたま カン!!

dアニメストアでは、遅れて始まって遅れて終った2024春アニメ。雀魂のCMとしてはあまりCMになってないような気がするので、金が余っているので作ったショートアニメという印象。

最初はあまり麻雀していなくて、10話からは打ち上げ麻雀。いや、まだアニメやっているのに打ち上げは早いだろう。

12話は最終回というタイトルだが最終回ではないし、打ち上げ麻雀の決勝よりも決勝に進めなかった方の罰ゲーム重視。

13話はなんかブレザー女が突然出てきて、実はこれまでも登場していたと言い出す。そしてタイムマシンで過去の回を見てみる。画面の端にでも映っているのかと思ったが、画面外に居た。画面をズームアウトするとか他のアングルから見るとブレザー女が居るというもの。うーむ、デタラメである。

お金が余っているということは素晴らしいことだ。

 

animestore.docomo.ne.jp

 

 

アニメ感想:MONSTERS 一百三情飛龍侍極

dアニメストアで見た。25分のアニメ。

尾田英一郎の初期短編が原作ということだが、このアニメを最後までみるとONE PIECEの外伝みたいな形になっている。

なんというか、実にONE PIECE的なストーリー展開だと思った。まあ俺はONE PIECEはそんなに読んでなくてせいぜい最初の1%くらいを漫画喫茶で読んだくらいだけど。

 

animestore.docomo.ne.jp公式サイトからでも視聴できる。

www.shonenjump.com

 

 

虚数は数か、数は存在するか、そこからいろいろグダグダと。

はてなブックマークから

b.hatena.ne.jpまず、虚数は存在するか、というよりもこれをタイトルのように二つに分けて「虚数は数か」と「数は存在するか」とした方が筋がよい。本当は虚数というよりも複素数と言った方がいいのでこれからは複素数ということにする。

すると数とは何か?という問題になるけど、少なくとも環の公理を満たせばこれは相当に数らしい。大雑把にいうと足し算とかけ算という演算ができて二つの演算の間に分配法則が成り立つ。

複素数は環の公理を満たすので、数だと言える。名前に数がついているのはその結果としてであって、名前に数が付いているから数だという訳ではない。

「数は存在するか」というのは難しい問題であるが、存在するかどうかはともかく、数はうまく扱うことが出来る対象である。操作の対象として存在するというのが私の見解である。単なる思考の対象ではない。思考の対象という抽象的な存在よりも、より具象に近いのが操作の対象という存在である。しかも、異なる人間が同じよう操作して同じ結果を得られる共通性もある。

ではなぜ「虚数は存在しない」などという考えが出てくるのか。それこそが謎ではないだろうか。

その理由は二つあると思われる。

理由のひとつは、実数解を求める問題虚数解を排除しているためではないか。しかし、これはある意味おかしなことである。例えばつるかめ算自然数解を求める問題であり、複雑なつるかめ算では、複数の解の中から自然数でない解を排除して唯一の解を出すということが(たぶん)あるだろう。だからと言って有理数や実数が存在しないという理屈にはならない。

もうひとつは関数のグラフの問題である。関数のグラフの上に虚数が見えないので、虚数が存在しないように思えるのではないか。でもグラフの上に虚数が見えないのは当然である。x軸もy軸も実数を軸に取っているのだから。

関数をグラフで表すというのはすごい発明で、とても分かりやすいという利点があるが、逆に問題となるのは、グラフで表せないものが存在しないかのように思ってしまうことだと、俺は思うのである。

もっと一般的には「単純で分かりやすい説明は大切だが、分かりやすく単純に説明できないこともあるのだ」

数学では「手を動かせ」ということがよく言われる。ではなくという点が重要である。先ほど操作の対象であると言ったが、つまり数は操作することによって理解が深まるものである。「手を動かせ」というのは計算しなさい、証明しなさい、間違っているなら反例を作りなさいということである。

そして、現代的に付け加えるならば、計算するのが面倒なら、プログラムを作りなさいということである。プログラムを作るのが面倒なら表計算ソフト(例えばLibre Office Calc)でもいい。

しかし、しかし、ですよ。本当に複素数の関数のグラフは作れないのだろうか。複素数複素平面で表せるし、それをx,yの二枚なので4次元のグラフとして表せる。3次元のグラフを2次元のディスプレイに表示する方法はあるし、残りの1次元は時間を使えばいいなどと考えられるではないか。

ググればちゃんとある。しかもはてなブログ

optie.hatenablog.comこれを見ていると面白いけど、見て終ったのでは手を動かしたことにならない。

なので、次回は私が自分で何かやってみようと思う。ただし、手を動かすには時間がかかるので、すぐに出来るというわけにはいかない。

と思ったが結構すぐに出来たので追記してしまう。gnuplot なら簡単。

y=x^2+1 のグラフは0にならない。つまりx^2+1 = 0の実数解はない。でもxの範囲を複素数にして、結果の実数部分だけをみると、3次元にプロットできる。

ちょっと適当に作ったのに見にくいが、なだらかな曲面であり、実数版のy=x^2+1は、この曲面の一部分を切り取ったものだと分かる。そしてy=0となるxの値もある。

Libreofficeだと

1列めと1行めに0.1刻みで数値を入れて、B2のセルに「=IMREAL(IMSUM(IMPOWER(COMPLEX(B$1,$A2),2),COMPLEX(1,0)))」と数式を入力してそれをコピーしたもの。複素数の2乗、和がいちいち関数になっているので少し分かりにくいがy=x^2+1の計算である。

ただ、ここからグラフにしたらきれいなグラフにならなかった。残念。

追記:ちゃんと共役複素数が出るようにするべきだった。なので表の範囲を変えたものとそのグラフを追加。

以下の本は読んでないので、本当によいのか知らない。

 

 

 

 

アニメ感想:機動戦艦ナデシコ

生涯で一番重要なアニメではないかも知れないが、当時の俺には重要だったし、今でもそれなりに重要なアニメである。

放送時はビデオに録画していたが、それは放送時間に見られないからでテープはすぐに使い回ししていたので、当時は1度、その後もDVDを買ったりはしていないので、配信で1度見たくらい。今回は3周目だと思う。劇場版は映画館で見たけど、そっちは好きではない。

まず、あまり重要でないことを書くと、作中作のゲキガンガーの最終回で、主人公たちが途中で乗り換えた新型のゲキガンガーVのピンチに、旧型のゲキガンガー3が助けに来る。たぶんナデシコの時点でロボットものの王道展開ということだろう。

一方、本編のナデシコの最終回では、艦長のユリカナデシコを自爆させて遺跡を破壊すると主張するのに対して、全員が大反対。ユリカ1人だけ残って艦を自爆させる予定だが、自分は死なないと主張するものの根拠はないようだ。

(でもルリだけは、オモイカのために反対したのではないかと俺は邪推してしまうのだが)

そこにウクレレを弾きながらフクベ提督が登場する。かつてナデシコを逃がすために犠牲になって死んだはずだったが、生きていた。

自己犠牲の否定ナデシコのテーマのひとつ。山田さん(ダイゴウジ・ガイ)の死がほとんど意味のない犬死というのも重要だし、お葬式回のトンチキな葬式もそう。

ということで、時期的にはエヴァンゲリオンに対するアンチテーゼと思っていたけど、もっと強く、これまでのロボットものヒーローものに対するアンチテーゼという意味があると思う。

木星蜥蜴の正体、つまり正体不明の敵または異星人だと思っていたら、人類だったというのも重い。それも地球連邦が秘密裏に消そうとしていた元月の植民者が、月を追われ、火星で古代遺跡を見つけたが、遺跡の利権のために追い出されて、その後、木星でさらに価値の高い遺跡(自動工場)を見つけて反撃に出たというもの。

地球側に正義はない。ナデシコは1話か2話あたりから地球連邦と戦ったりしているので、立場は微妙だが。悪いのは地球側じゃないのかってなるところが、個人的にはよい。そんなことは最近のイスラエルとかを出す以前に、ベトナム戦争アメリカ(と同盟国)が直面した問題なんだけど。

それでいて、作風は明るい。というかふざけているとも言える。そこも俺としては好みである。

星野ルリは、エヴァのレイのパクリとも言われるけど、無口少女ながら結構お茶目なところがあり、艦長選挙という名のミスコンに乱入して歌を歌ったり、ウサギの着ぐるみを着たり、なぜなにナデシコに出演したりしている。無口でお茶目は珍しいぞ。無口でハッカー系としては涼宮ハルカの長門有希の先輩とも言えるし。系列としてはキディ・グレイドリュミエールが直系の子孫(後藤圭二キャラデ→監督なので)だと思う。リュミエールはそんなに無口じゃないけど、やや辛口なところは似ている。これも好き。

3周目のお気に入りキャラは、操舵士のハルカ・ミナトさん。大人の色気のある女性。前半ではいかついゴートと恋愛関係にあったが、後半では木連の白鳥九十九と恋愛関係になって、物語の重要な役割を果たす。九十九の死後、白鳥ユキナが「お兄ちゃんの遺志を継いでミナトさんのお婿さんになる」と宣言したときも、微笑んで受け入れていた。

ストーリーとしてみると、ナデシコはほとんどの作戦に失敗している。

  1. 最初の目的は火星に取り残された民間人の救出。これは失敗。というか大失敗。イネスさんだけ回収。
  2. 地球で地球連邦と共同作戦。これは味方を攻撃してしまう。失敗。
  3. 地球上で単独で木連自動兵器との戦闘。成功だが、そもそも重要な作戦ではない。
  4. 月面基地と民間人の保護。民間人への被害は抑えたが、ナデシコ級4番艦シャクヤクを破壊されてしまう。
  5. 木連との和平交渉。失敗。これまでの流れからして和平で終ると思うだろうが、そう甘くはないのだ。地球連邦も汚いが、木連も汚い。
  6. ネルガル重工に取り上げられたナデシコの奪還。これは成功。オモイカネの説得?に成功した星野ルリの功績だが、エステバリスの持ち逃げを放置したネルガル重工の甘さも大きい。マスターキーを盗まれたのも。

アニメしか見ていないので解釈違いがあるかもしれないが、ナデシコが最終的に何をしたかというと、火星遺跡の分割によるボソンジャンプの阻止。これで木連の優位を覆し、戦争が膠着状態になることを狙ったと思われる。木連優位では和平交渉は難しいので一旦膠着状態にして、その後の和平を期待するという形だろう。

まったくもって王道に反するというか、熱血は作中作だけでいいという話なのである。

こうゆう作品は唯一無二と言うと、いや他にもあると言われそうだが、かなり珍しいと思う。俺はそこが大好きだけど、これだけ作戦が失敗していて、それなのにキャラは結構明るくふざけているアニメを好きになれない人がいるのは不思議ではない。

もう一つこのアニメの問題点は、メインヒロイン(のはず)のミスマル・ユリカうざいということである。EDで「私らしく」と歌ってるけど、私らし過ぎる。声優は桑島法子。今では押しも押されもしない実力派声優で俺が名前を覚えている数少ない声優だが、名前を覚えたのはガン×ソードで、そこから調べてミスマル・ユリカ役だったことを知ったのであった。うざい役をうざく演じているのでうまいと思う。なお、艦長はお飾りだというのがナデシコの世界観だが、ユリカはお飾り以上の活躍をしてナデシコを救っている。その判断がまた際どいというか冷酷なこともあってヘイトを買っている気もする。

animestore.docomo.ne.jp

 

 

 

 

2024年夏アニメ1話感想:未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書

なろう系原作のアニメらしい。

ライヘンバッハの滝でのホームズとモリアーティの戦いから始まって、モリアーティが死んで転生ではなくて幽霊となって、異世界かどうかよく分からない世界の女学校みたいなところの寄宿舎に現れる。

というとシリアスみたいだが、どうもギャグのような気配も濃厚であり、なんといっても、Aパートが終ってBパートになるかと思ったらエンディングだったのが衝撃であった。

10分アニメだ、これ。

主役の二人はシリアス顔だが、脇役はギャグ顔だし、シュールギャグの系統ではないだろうか。

 

animestore.docomo.ne.jp

アニメ感想:はたらく魔王さま!!2nd Season

今期のアニメではなくて、2023年の夏アニメ。当時独占配信だったか何かでdアニメストアでは配信されなかった気がする。

!!の2期なので、実質的には3期。

俺の好きなアニメシリーズのひとつ。

魔王と勇者と子供と千穂ちゃんとかの日常的なところから始まってコメディ色が強くてよい、そして魔王と勇者がふたりで布団を買いに行くあたりでコメディとしてピークになり、そこからシリアスがメインになる。ちょこちょことコメディも入れてくるけど。

シリアスはそんなに盛り上がらないというか、あまり盛り上がっても俺も困るけど。

そして最後には勇者が仕事を首になる。前の期で魔王が一時失職していたのに対応する終り方だな。

天使は偽物なのか。とか伏線が気になる気もするが、あまり拘らずに日本を舞台にしたコメディ主体で今後もお願いしたい。

 

animestore.docomo.ne.jp

 

 

 

 

読書感想:数学史の小窓

図書館で借りた本。2015年発行。

数学セミナーの連載が元になっているようで、甘く見ていると結構難しいところがあるが、面白かった。古代の計算や作図の例があるので、それを辿ってみるのも面白いだろう。

前書きにも書いてあるが、この本の新しいところは、

  1. 古代バビロニアで円周率として3.15が使用されていた可能性がある
  2. アンティキュティラの機械
  3. フェルマーの生年が1607年
  4. マチンの公式のマチンは他にも円周率計算の公式を見つけていた

俺にとって新しい知識は、

  1. 古代中国の算木には赤と黒の二種類があって、赤が正の数、黒が負の数を表していた
  2. 位取り記法は古代バビロニアからあり、ゼロの代りに空白を使っていた。インドではゼロを位取りに使う上に、0+a(他の数)=a, 0×a=0 のようなゼロの計算法則が知られていた。ただし、ゼロで割るところは間違っていた

他の本とこの本の著者の違うところ。俺の勘違いもあるかも知れない。

  1. デカルトの業績を、xy座標よりもa,b,c...を定数、...,x,y,zを変数とする表記法と関数の考えの萌芽としているところ
  2. 集合論について書かれていないところ。たぶん、19世紀後半になると書くことが多すぎるので省略したと思われる