ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:アナザー人類興亡史

図書館で借りた本。

ホモ・サピエンス以外のホモ属(化石)についての比較的新しい(2011年発行)情報を一般向けに書いた本。

 

 

自分で借りておいてなんだけど、あまりワクワクしない。いや、俺以外の人はワクワクする本だと思う。なんというか俺はどうも古生物学にはあまりワクワクしないようだ。

すべての説がうさんくさいように感じられる。あるいは、学者が余計な推測を語りすぎるというか。

たとえば、ドマニシのヒトの化石に歯のない高齢者と思われるものがあることから、これは福祉の概念があった証拠だと(著者ではなく学者が)いうのだが、その主張は飛躍があると俺は思うのである。

それにどうしても俺の政治的倫理的思想で読んでしまう。これが嫌なのだ。

たとえば、この本では人類の「多地域進化説」と「単一起源説」が取り上げられていて、どちらとも結論は書かれていない。一般には「単一起源説」で結論が出ていると思われているが、「単一起源説」にも問題があるとのこと。

この本を読むと確かに「単一起源説」の論拠が十分ではないように思える。かといって「多地域進化説」が正しいと思うかというと、ここで俺の政治的な立場がこれを否定しようとする。「多地域進化説」は人種差別の理論的根拠にされる危険性が高い。よほどの証拠がない限りうかつに「多地域進化説」を認めるわけにはいかない。こういう思想は科学的ではないが、人種差別拡大の危険性は無視できない。

そういう政治的な思想が人類史にはまとわりついてくるので気持ちよく読めないのだ。

読書感想:私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか

図書館で借りた本。

なんか以前にネットで話題になっていたので、そのうち読む本として覚えていたのだ。

無茶苦茶面白い。もう最高。映画をほとんど見ない俺がこれだけ楽しめるのだから、映画好きな人にはもっと面白いだろう。

 

低予算映画をハイペースで作る話。初期には2週間で一本の映画を撮る。いい。今の日本では2週間では読切漫画も描けないのではないだろうか。

他の映画で作ったセットがあるから、それを利用して映画を作る。過去の映画のセットを倉庫で保管しておいて次の映画を作るなど。ロケに行くときは、映画を二本撮って交通費を節約するとか。

そしてどんどん新人に監督をやらせる。というか俳優のギャラを安くして、その代わりにその俳優に監督をやらせるとか。

日本との関係だと、日本の映画を買って改変して上映したりしてる。日本沈没の映画を改変とか。

あと予告詐欺もやってる。ロジャー・コーマンじゃなくて、その下で予告編を作っていた人だけど、本編にない爆発シーンを入れるとか。

この本もややタイトル詐欺的な部分はあるが、ともかく面白いので読んで。

 

アニメ感想:七つの魔剣が支配する

2023夏アニメでとうに終わっていたのだが、感想を書いていなかった。15話の作品だったので、終わったのではなく2クール目の途中で中断しているだけだと思ったのだ。

確かに15話のタイトルが「聖歌(ラストソング)」で最終回っぽい話といえばそうとも言えるが、原作付きアニメの例に漏れず原作はそこで終わっていないのだから、一区切りという印象もおかしくはない。

ともかく、終わっていたので感想を書く。なろう系ではないラノベしっかりした設定がよい。転生ではなく、ファンタジー世界もの。主人公のオリバーは実力は高いが俺ツエー無双は(そんなに)しない。俺ツエー的な活躍をするのはヒロインのナナオの方である。ヒロイン無双ものというべきか。ナナオが何かするとみんなが驚くというパターンが多い。

ヒロインのナナオは武士、侍、もののふ。というかなんというか(勘違い)理想化された日本の武士である。女だけど。主人公オリバーの実力を知って、二人で殺し合いをするのが望み。

オリバーは殺された母親の復讐をするために学園に入学した。そうこの作品は魔法学園ものである。もう徹底して学園もの

設定上は復讐とかいろいろ暗く重い話があり、過去回想でそういう暗い話も出てくるが、作中で現在進行するのは、意地悪な上級生に対して仲良し1年生が立ち向かうというほのぼのした話。せいぜい学生同士の喧嘩なので、上級生も死んだりしないで、反省したり心の闇が晴れたりして終わる。

そのギャップがすごいと俺は思うのだが、実際にアニメで見たところでは、意外にもマッチしているようであった。暗い過去回想があっても、ヒロインのナナオが明るく無双して、オリバーと殺し合う望みに向かって進むところが救いになる。(そこまで無双ではなく、オリバーの助言で無双スイッチが入るみたいなところもよい)。

なお、魔剣というのは、物理的な剣ではなく、剣法のようである。

animestore.docomo.ne.jp

 

 

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生活:夜中のボヤ騒ぎ

入居しているURでボヤ火災があった。

 

俺は寝ていた。なんかいつもよりサイレンの音が長く続くなとか思いながら。それから、なんか館内の火災通報の音がちょっとするなとか思いながら。そしたら、今度はドアのチャイムが鳴ったので、さすがに夜中の訪問は緊急事態かと思って出たら、警察官でした。

「火災が発生したので貴重品を持って避難して下さい」

「そういや、なんか焦げ臭いですね」

寝ぼけているというか、俺の中の非常スイッチが入らないのである。火災より風邪をひく方が危険性が高いと思い、パジャマの上に服を着てから廊下に出た。

ダストシュートから出火ということだったので、反対側の階段を降りようとしたら、エレベータのところに警官がいて、エレベータを使ってもいいとのことだったので警官と一緒にエレベータで降りる。俺の後には二、三人しか降りてこなかった。

ほとんどの住民はもう避難していて道路付近にたむろしていたが、俺は寒いのが嫌なので一階のロビーみたいなところで次の指示があるまでぐだぐだしていた。

割とすぐに「鎮火したので戻ってもよい」という指示があり、みんなエレベータに並んだけど、住民全員がエレベータで上がるのでは時間がかかると思い、階段を登ることにした。これが一番しんどかった

起きたついでにちょっとネットを見ていたら、またドアのチャイムが鳴った。

警官が「通報したのはあなたですか?」とか聞いてきたので「違います」と答えて終了。

終始めんどくさいというか半分寝ぼけたままの俺であった。俺の中で非常事態という認識がされなかったのである。

消防署員でなく警察官が来たのは、たぶん最後の最後に逃げ遅れた人がいないか確認するためじゃないかと思う。エレベータで降りたのも、危険はないけど全員避難したことを確認とかいうステップだろうと推測するのである。

館内の火災通報の音はジリジリという音であまり大きくはなく、しかも鳴り続けないで断続的というか休みが入って緊急性を感じない。余裕で寝続けられる。

一番大きな音は最初に聞こえた消防車のサイレンの音だが、これは昼も夜も毎日聞いているので、無視するようになっている。そこそこ大きな通りに面しているので、救急車や消防車やパトカーなどがいつも通るのだ。

原因はタバコの不始末であった。

その後、出火の原因と思われるタバコの吸い殻の写真付きで、管理会社からの吸い殻はちゃんと水をかけて始末しろという連絡があったのだ。そう、この記事はボヤ火災の直後に書いている訳ではないのである。直後に書くと出火原因を憶測で書いてしまいそうな気がしたし、また住所が特定される危険性もあるかと思ってズラしたのだ。ネタのない日に回したとも言える。(住所特定は頑張れば可能だろうけど)

警察か消防の調査で「出火原因はタバコの吸い殻」となったのだろう。今なら、俺の憶測ではなく、タバコが原因と言える。やっぱりタバコだったかやっぱりなぁ。

喫煙者とは犬猿の仲の嫌煙者だからね、俺は。

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あと、俺が寝ぼけていた理由のひとつは、睡眠薬を飲んでいるせいかもしれない。これを飲み出してからは、雑音のレベルが下がる感じで、夜中のバイクの音もサイレンの音もそんなに気にならなくなったのである。

 

読書感想:これが指揮者だ

図書館で借りた本。

音楽関係で軽く読めそうな本を適当に選んだ。著者も知らない。

Q&A形式で指揮者についてのエッセイ的なことが書かれている。これで思い出したのは「のだめカンタービレ」のパリ編とかで千秋がオーケストラに苦労する話。うんうん、それはのだめで読んだみたいな読み方をしてしまった。

 

ボウリング:人生初フォースと自己最高スコア更新

なんかまたも絶好調で人生初フォース(4th)(4連続ストライク)が出て自己最高スコアを更新しました。192。これまでの自己最高が168だったので大幅更新。このストライク4回目の投球はつんのめってしまって、両手を着いてしまったが、ファールラインの手前で止まりその上ストライクだったので結果OK。(立つ位置が後ろ過ぎるということだな)

スコアシートが黒い。なんかうまい人みたいだ。

次のゲームではターキー、その後にもう一度ターキーと、もうターキーの数を数えるのが面倒になるくらい。

でもガーターとか出してるし簡単なスペアも取れてない。

 

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読書感想:P.G.ウッドハウスの笑うゴルファー

図書館で借りた本。

ジーヴスシリーズがまだ残っているけど、箸休め的にウッドハウスの別の作品を読んでみた。

ゴルフもの。しかしまあ、実によくゴルフボールを人に当てるものだ。そこは現代的にはアウトだろう。そして女性が強い。ジーヴスシリーズでもそうだけど、恐るべき女性たちが次々に登場する。

ゴルフを知らないので、面白さはそれほどでもなかった。ゴルフ雑誌に載っていればウケそうな話ではある。でも、ゴルフで相手に勝つとかいう話ではなくて、恋愛成就の話だからウケないとも考えられる。