ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

雑記:俺の好きな軍歌とそこから脱線して昔の創作

俺は左よりの左だと自分では思っているが、好きな軍歌もある。しかし、右翼の街宣車はこの軍歌を流してくれない


www.youtube.com

君が代」も元は恋の歌という話もあるように、解釈は自由なので「海行かば」の俺の解釈も少し変わっているけれど。解釈というかイメージなんだけど。

ハーメルンの笛吹き男」が、後ろに子供をぞろぞろと連れて歩いていくようなイメージがある。あるいは、「民衆を導く自由の女神」の絵というか。先導者についていく大衆のイメージ。

ただし、そうやって大勢で進んでいくのは死の世界なのである。俺にとっては、天皇ハーメルンの笛吹き男も自由の女神も同類なのだ。共産主義国家の指導者もまた同類。先導者は扇動者。

神道の良いところは、死後はみんな黄泉の国に行くというところで、善人も悪人も男も女も平等である。

20代の頃だったかパソコン通信ASCII-netに小説を発表したけど特に反応がなかったことがある。それとも早川のコンテストに応募したのだったかな。そのへんの記憶ももう曖昧である。その小説のタイトルは「黄泉津禍船(よもつまがふね)」。当時の首相が言った「不沈空母」という言葉を反映して、黄泉の船という設定にした。そして天鳥船と語呂を合わせるために「禍」という字を追加した。

もうよく覚えていないけど、カルト宗教が登場していて、その教祖に祭り上げられるのはラブドールから生まれた子だった。(反キリスト)

唯一よく覚えているのは、そのカルト宗教の信者が歌う歌である。

黄泉の国

苦しみのない

憎しみのない

悲しみのない

世界

とずっと歌っている。

よみーーのぉくに

苦しみのない(ないという言葉をいくつか平坦に繰り返す)

せかーーいーー

黄泉の国

悲しみのない

憎しみのない

愛のない

世界

 

一方、俺の好きな世界は、カオスで猥雑で、子供の騒ぐ声とそれを叱る怒鳴り声が飛び交うようなごちゃごちゃした世界。暴力も殺人もあるけど完全な無政府状態ではなく、部分的には政府も機能しているが、どの種類の理想主義者にとっても(つまり無政府主義者にとっても)理想からはほど遠いような世界。でも理想主義者はいる。何種類もの理想主義者がそれぞれの理想を追求している。そんな世界、これはまあまあ現実に近いので、現実も悪くない(最悪ではない)。