ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:キャス王の陰謀

図書館で借りた本。ジャック・ヴァンスの冒険の惑星シリーズの2巻。

表紙はスペオペらしい半裸の美女。

さて、古いSFだし、ネタバレしてもよいだろう。

なんと、この美女が半裸でいるシーンは本文中にない。上半身裸で腕になにか布を身につけている男性ダンサーは本文に登場するのだが、その衣装をヒロインに着せたようだ。

 

そしてさらにネタバレすると、タイトルのキャス王の陰謀もほぼ関係ない。キャス王は登場するけど、陰謀なんて企んでないぞ。

そして最も重大なネタバレは、なんとヒロインのイリン・イランはあっさりと死んでしまう。これには俺もびっくりした。代わりのヒロインが登場するわけでもなく、男たちの旅が続く。

ストーリーとしては、キャス王に頼んで宇宙船を建造する予定だったが、それは無理と分かり、異星人の宇宙船を奪うことにするアダム・リース。いろいろあって最後に宇宙船を奪うことに成功するが、うまく操縦できなくて湖に軟着陸(着水)してしまう。さらに宇宙船を奪ったことで異星人に捕まってしまうが、なんとか逃げ出したところで2巻が終わり。