ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:イモムシのふしぎ

図書館で借りた本。

この本で扱っているイモムシとは、蝶や蛾の幼虫のことである。なので、いわゆる毛虫も含まれる。

 

 

三章と四章がこの本の主な部分で、それは図鑑である。つまり、この本はだいたい蝶や蛾の幼虫を中心とした図鑑だと思う。横書きで、見開きの左側が説明文で、右側が写真という構成である。幼虫が中心だが、小さく成虫(蝶と蛾)の写真もある。

左側の説明は、学術的な記述ではなくて、幼虫の見つけ方や飼育のコツとかが書いてある昆虫愛好家のエッセイ的な文章だと俺は思う。作者個人の飼育エピソードがあったりするし。

ただ、この図鑑の部分、節に分かれているのだが、その節の題名が右上に小さく出ているだけで、区切りが分かりにくい。

1章は生態かなぁ。最初はクロシジミの社会寄生について。クロオオアリの巣に入り込んで(蟻に運ばれて巣に入る)餌をもらって生活する。これは知らなかったので面白かった。次はゴマシジミでこれはシワクシケアリの巣に入って蟻の幼虫を食べてしまう。次のゴイシジミは、社会寄生ではなく、アブラムシを食べる肉食のイモムシ。

などと変わったイモムシの紹介なのだが、この部分も左側が文章で右側が写真やイラストという構成になっている。このイラストがなかなかくせ者である。一般向け科学解説書によく登場するような白衣のお姉さんのイラストがあって、お姉さんがセリフで説明している。そのお姉さんが日本酒好きで大吟醸と書かれた一升瓶を持っていたりするのが気になって仕方がない。いわゆるノイズってやつだ。このお姉さんが45ページでは「ステキ!!セクシーでシンプルな変換効率にゾクゾクしちゃう!」と言っているのが非常に引っかかるノイズである。この部分はイモムシが植物の有毒物質を解毒するという解説で、化学式とかが書いてあるところだ。2014年の発行なので小泉セクシー発言の前だからそのパロディではない。何か俺の知らないところでセクシーというのが流行っていたのだろうか。

昆虫食についても4ページ(見開き二つ)使って話題を扱っている。