ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:ダークゾーン

図書館で借りた本。人間将棋というか魔物将棋というか、魔物となった主人公を含む人間たちが同じく魔物の姿となった人間たちと戦うパートと、人間だった頃の話のパートが交互に描かれる。

いやあ、貴志祐介なので一気に面白く読んでしまったのだが、でも人間パートは少し読んだらそういうことかと思って、その後は読み飛ばししてしまった。

一方の魔物将棋の部分は、よくよく考えてみると、実は将棋というよりもサバイバルゲームに近い。ターン制じゃないし、相手がどこにいるかも偵察しないと分からないし、多数で一人を倒すことも出来るし、全然将棋じゃない。でも将棋に例えて描写されるんだよね。まあ、成りというかプロモーションがあり、倒した相手を手駒に出来るという点は将棋っぽいけど。

ある意味、ゲーム世界転生なんだけど、ゲーム世界転生ものには戦略ゲーム的なものは少ない気がする。なのでやはり魔物になってサバイバルゲームをする話というのが一番適切な気がするのである。