ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:終末期の赤い地球

図書館で借りた本。久保書店版。

ジャック・ヴァンスの作品。前に読んだ「天界の眼」と同じ世界を舞台にした作品だが、ちょっと読みにくかった。天界の眼は同じ主人公の連作であったが、こちらは作品ごとに主人公が違う短編集なのである。しかし関連がないかというと、そうではなくて、登場人物が重なっていたりする。その意図は最後の短編でなんとなく分かるのだが、そこに至るまでがなかなか厳しい。

まあ、異世界という点では、かなり異世界である。ところで、表紙には裸の美女が馬に乗っている絵が描かれているのだが、文章中には裸とは書かれていない(と思う)。服を着ているとも書かれていない。その場合は、裸と解釈するべきなのだろうか、何か服を着ていると解釈するべきなのだろうか。本当の異世界だとこちらの常識が通用しないので判断できない。

 

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