これは文学フリマ広島ではないところで入手した同人誌。
全般的に俺にとっては文学的過ぎるという感想。
「シャボノ」はフロリンダ・ドナーの著作の訳。ノンフィクションということだが、それにしてはフィクションっぽいというか、なんか昔の秘境探検物のようなフィクションではないかという気がする。まあノンフィクション小説もフィクションの内という考えもある。フロリンダ・ドナーはカルロス・カスタネダの呪術師仲間《三人の魔女》の一人ということらしい。
これは反西洋文明的な呪術社会を描いたもの。俺の思想としては反キリスト教だが、論理は尊重するという立場なので、呪術とは相性が悪い。
「自分を大切にするということ・他」詩とイラスト。よく分からない。
「青と赤の紫の・俺の不機嫌な銀の蝶」これはなんか軽井沢シンドロームのような印象を受けた作品であった。
「茄子と豆腐」俺好みのバカな話。茄子と豆腐がある老婆をめぐって戦いを繰り広げる。
「幻想街カクテルラウンジ」酒と旅に関する幻想的なショートストーリー集。