ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

空飛ぶ車は空が飛びたい訳じゃない

と思う。個人の感想です。

空が飛びたいなら飛行機に乗ればいいし、自分専用の空飛ぶ機械が欲しいなら、自家用ジェットかプロペラ機かヘリコプターでいいわけですよ。

じゃあ、なんで空飛ぶ車なのかというと、それは「渋滞から逃れたいから」ということだと思う。空飛ぶ車にがあるのではなく、渋滞が現実に存在する悪夢なのである。

それも、車がみんな空を飛ぶのではなく、他の車が渋滞している中、自分の車だけが空を飛んで渋滞を抜け出すという願望であろう。

車がみんな空を飛んだとしても、まず、駐車場がなくて困るだろう。駐車場の空きを待つ空中待機が渋滞の代わりに悪夢になってしまう。しかも、燃料または電池残量を気にしながらの空中待機になるはず。これはかなり厳しい。

空中待機が厳しければ、道路に降りて道路で駐車場の空きを待てばよいと思うかも知れないが、これ自体が渋滞となるのはともかく、空中から(車やら自転車やらバイクやらが走っている)道路に車が降りてくるのはかなり危険である。

そして免許の問題もある。空飛ぶ車の運転免許はそう簡単に取れないだろう。というか取れたら困る。危険だ。

また金の問題もある。空飛ぶ車はどのくらいの価格になるのか、ヘリコプターよりも安くできるのか。

ということを考えると、空飛ぶ車というのは渋滞に巻き込まれたドライバーの妄想に過ぎないというのが俺の考えである。

完全自動運転が可能なら免許の問題は回避できるかも知れないが、墜落の可能性がある以上、空飛ぶ車の完全自動運転は、地上走行車の自動運転よりもハードルが高いだろう。