ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:コウモリの謎

書いている人は研究者じゃなくて、バットウォッチングの人らしい。バードウォッチングじゃなくて、バットウォッチング、蝙蝠観察。

新型コロナの原因とかいう噂でますます印象が悪くなった気がしないでもない蝙蝠だが、どうも海外ではバットウォッチングが盛んらしいぞ。おれが知らなかっただけで、日本でも結構愛好家はいるようだ。まあ、哺乳類だからね。人間は哺乳類には親しみを感じるもの。

サブタイトルが「哺乳類が空を飛んだ理由」となっているが、夜間に虫を食べるという生態学的地位が空いていたからという感じだ。でも、鳥は当然として魚も昆虫も空を飛ぶので、空を飛ぶというのは一つの進化の傾向としてありなのだろう。

逆さまにぶら下がるのも有利だ。飛ぶものは高いところで外敵から安全に寝ることが出来るが、鳥は卵を産むので下に卵を置けるような巣を作らなければならない。蝙蝠は哺乳類なので卵が落ちる心配がないからぶら下がれる。

エコーロケーションの音を口から出す種と鼻から出す種があって、それによって顔が違うとか。鼻から音を出す種の方が顔が特殊化している。