子供の頃好きだったモノクロアニメ。
後にDVDを購入したものの、それはセレクションで4話くらいしか入っていなかった。
今回、dアニメストアの見放題で全48話が配信されている。みんな観て。
このアニメを観る上での前提というか注意点を挙げておく。これはこのアニメの前提なのでツッコまないで。おおらかな気持ちで見よう。
- 宇宙は狭い。
- 宇宙空間にも上下がある(重力がある)。
- 宇宙空間にも空気がある(または主役のロビンは真空でも平気)。
まあ、宇宙が狭いのはよくあること。でも逆銀河系という銀河系とは別のところにもすぐに行けるのでかなり狭い。
宇宙空間にも上下がある。これは宇宙船の内部の話ではなく、宇宙船の外側の空間の話。飛ぶのを止めると落ちます。でも、現代の宇宙ものロボットアニメでも、宇宙空間で噴射を続けて同じところに留まっている描写があるので、それと変わらない。
宇宙空間にも空気がある。まあ、ロビンが真空でも平気という解釈も可能だが、いっそ空気があるとした方が潔い。ジェットエンジンという設定で行けるし。
あと、気になる人もいるだろうし、俺も気になるが、「レッツゴー」は古い。しかし古いアニメだから仕方がない。
このアニメのよいところ。注目点。
- 看護婦ロボットのリリ
- パルタ星人が地球を攻める理由
元祖萌キャラとも言われるリリ。回復役が重要というのは、RPGでは常識。リリの修復光線はなんでも直す。ただし、直せないこともあって、その場合は分解修理とか部品交換になることもある。どういう時に直せないのかは、わりといい加減。ロボットも直せるし、人間の傷も治す。これは光線と言ってるけど、実はナノマシンを噴霧していると考えると辻褄が合う。
パルタ星は滅亡の危機に瀕しているので地球に移住しようとして攻めてくる。ありがちだけど、今でも使われるようなまっとうな設定(特に宇宙が狭い場合には)。そしてその問題が最後には解決される。ご都合主義ではあるが結構意外な解決。
ストーリーは雑というかまあいろいろアレだけど、(ネタとして)見るべき回は、まず第1回のレインボー戦隊登場シーン。冒頭なのですぐに観られるし、ネタ性が高い。なんだこの登場シーンは。当時のアニメとしても異例ではないか。手塚治虫ならやらない。
それから、2回だったか3回だったか最初の方にあるロビンの必殺技ミラクルノヴァとその副作用。そういう意味だったの?
あとはだいたい忘れているのだが、セレクションDVDにも入っていた「リリにおまかせ」とか、後半のEDの「すてきなリリ」とかは観る価値がある。
1話はyoutubeで公式公開されている。
あ、セレクションだけじゃなくてDVD BOXもあったか。そうだ、さすがにDVD BOXを買う決断は出来なかったのだった。今なら、dアニメストアに加入している人はDVD BOXを買わなくても済むので観よう。