図書館で借りた本。ミステリー資料館編で、江戸川乱歩が関わって編集されただいたい二十枚の短編でパズルに特化した作品集。
古いけれども、パズルのネタとしては現代でも通用するようなもの。いくつか子供向けの推理パズルに使われているかも知れないが、こちらの方が元ネタに近いはず。
また、江戸川乱歩による子供向けの推理クイズも収録されている。
パズル物ではあるが、パズル部分よりも落ちが面白いという作品もある。飛鳥高の「無口な車掌」はパズルとしてはどうかと思ったが、オチは面白かった。
全体としては物足りない感じはする。資料としての価値かな。