図書館で借りた本。魔法をプログラムするという非常に興味深い設定が使われている。しかも元にするのはForth言語。
大魔導師の召喚―魔法プログラマー@ウィズ (ハヤカワ文庫FT)
- 作者: リック・クック,碧風羽,田辺千幸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 文庫
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なのだが、この表紙を見て欲しい。なんかハーレクイン・ロマンスっぽくないですか?
スターウォーズネタも入っているのですが、映画っぽいんですよ。それもB級映画みたいな印象が強い。っていうか特撮かな。
「その頃、敵の本拠地では……」という感じで、敵がこれから何をしようとしているのか、要所要所で親切に教えてくれるのです。なんだろう、この感じ。「命授けよ!」とかやっていたのは特撮かと思ったらライディーンだった。アレですよ、「魔空空間発生!」とかやっている敵の本拠地の様子みたいなんですよ。しかもまたそのシーンが短い。敵のシーンが6行だけとかあるし、更に一人登場人物の回想シーンのはずなのに、その中に敵のシーンがあるという念の入れようだ。
ラノベでこういう構成は見たことない気がする。日本のラノベは優秀だ。まあ、編集が付いていたら、敵の本拠地のシーンをカットするように指示するでしょう。それだけで、話に緊迫感が出る。
そして最後もハーレクイン・ロマンスみたいに終わる。ごめん、俺ハーレクイン読んだことなかったわ。全体の1%くらいは、魔法プログラムのシーンが有るのでそこが読みどころだ。
あー、ヒロインはツンデレです。なんか、最後の最後で唐突にデレる。