ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:賭ケグルイ 5巻から8巻

図書館で借りた本。

5巻。今回のギャンブルは「選択ポーカー」だが、その前に「公式戦」申し込みというのが、最大のポイントだ。

これまで夢子がわざと借金を返さないで、家畜の地位に甘んじてきたのは生徒会長に対して公式戦をするためだと思っていた……というか思わされていたのだが、その切り札を生徒会会計に対して使ってしまうとは。

そしてもうひとつ意外だったのは、この選択ポーカーはジョーカー入りの53枚のカードを使うギャンブルだったにも拘わらず、勝負にジョーカーが登場しないのである。ジョーカー入りのカードギャンブル漫画では、ここぞというときにジョーカーを引くというのがひとつのパターンになっていると俺は思っている。ジョーカー入りと設定したのにジョーカーが出ないのでは、チェーホフの銃に反するのではないか。

 

まあ、いつもジョーカーを引いて勝負が決まるのでは面白くないけど。それならジョーカー抜きのカードを使えばよかったのではという気もするが。

6巻。扉の塔。新本格ミステリーではいまや陳腐な仕掛け。いや俺の読んだのが偏っているのか。それよりも、移動できる階数が問題の答えということだけ分かれば建物の謎を解かなくても1階でターンが偶然合えば勝てる。まあギャンブルだから偶然で勝ってもいいのか。

 

7巻。生徒会長選挙始まる。まずは指切りギロチン。これは賭けの条件を考えれば、イカサマじゃん。というか、この指切りギロチンって拷問道具っていうことだけど、拷問に使うなら指の穴を三つ開けておく意味がないと思うけど。同時に三人拷問する訳がない。複数の相手がいても、お互いに知らせずに情報を突き合わせるために別々に拷問するから。一人の指を複数本入れるのも拷問が早く終ってしまうのでよくない。

そしてこの7巻の表紙の顔。顎の骨がどこに付いているんだ!というツッコミが避けられない。

8巻。ニム零式。そして夢子が一時離脱。ギルブレスシャフル(PDF)の話。検索したら、コンピュータ関連で、ディスク・スト ライピングにも使われているらしい。なんか、選挙のために呼んだはずの一族って弱いんじゃないの。これは生徒会長が一族を貶めて統率するために罠だったのかも。夢子が離脱したのも、夢子が相手するには弱すぎるからというストーリー上の都合か。