寝ていると電車が来てドアが開く。どうやら、駅のホームで寝ていたらしい。ああ、乗らなきゃと思って起き上がるが、いや、今からじゃ間に合わないだろう、次の電車にしようと思ってまた横になる。
電車のドアが一度閉まるが、なぜか発車しないでもう一度ドアが開く。しまった、さっき起きていれば間に合ったと思うが、今からでは本当に間に合わないので起きない。そして電車は発車していく。
なんで一度閉まったドアがもう一度開いたんだろうと考えたら、今の電車が最終だったから俺を待ってくれたんじゃないかと思い至る。仕方がないので歩いて帰ることにする。
外は細かい雨が降っている。傘もなく濡れてしまうが、そんなに寒くはない。線路沿いに道があってそこを歩いて行く。そういや最近運動不足だからこうやってひと駅くらい歩くほうがいいと考える。
やがて次の駅まで歩きつく、そこが自分が住んでいるところのはずで、見覚えがある。見覚えがあるんだけど、どこだか分からず、ここどこだっけ?と悩んだところで終わり。