ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

とりとめのない夢の話

小学校の同級生に1人だけオーラの違う女の子がいた。可愛い顔をしているとか、そういう表現では全然足りなくて輝いているとしか言いようがない。そばにいるだけで上がってしまって話をしても上の空で何を話したかも全然覚えていない。

案の定、その女の子は後に女優になったのであるが、特に売れているというわけではないらしい。きびしい世界なのである。同窓会かなにかでその女の子に会って、話をしていたら私の好きなアニメの話になった。そしたら、関係者を知っているから紹介してくれるという。(何で女優がアニメの関係者を知っているのか分からないが、そもそも私の頭の中に映画やドラマの知識が皆無なので夢でもそっちの話にならないのである)

その女の子と一緒に関係者に会いに行く。私は新幹線に乗る必要があると思っていたが、普通に電車に乗って駅で降りて住宅街を歩いて行った。「ここが監督の家です」と女優はいう。そこで初めて、会おうとしていたのが、私の好きなアニメの監督であることを知る。そんな重要人物とは思っていなかったのですごく慌てる。超売れっ子監督なのに家は普通の建売住宅で、家の中はすごく散らかっている。奥さんが出迎えてくれる。私たちが来ることは知っていて、監督はすぐに来るという。

ここで場面が変わって、監督と会えたのかどうかも分からないまま私は監督の住んでいる住宅街に一人でいる。帰るために住宅街を歩いているが道に迷ったことに気がつく。というか広い道に出られない。住宅と住宅を繋ぐ狭い道が入り組んでいて、すぐに行き止まりになるし、建売住宅はどれも似ていて区別がつかない。住民の中には大学の同級生がいてちょっと話をしたが何故か駅への道は聞かなかった。

子供が走っているのが見えたので、その先に大きな道路があるかと思って行ってみると、子供は遊びで同じ所を往復しているだけだった。

名前を呼ばれたのでそっちを見ると1軒の家から知らないおばさんが顔を出していた。困っているでしょうという。お茶をごちそうになりビスケットのようなものを食べる。どうして名前を知っているのか聞くが、占いで知ったというだけで信用出来ない。

駅に行くには、バスに乗ればよいという話だった。近くのバス停でどこそこ行きの送迎バスに乗って終点まで行かずに次のバス停で降りるのだという。途中で降りられないようなバスなのだが、地元の人はみんなそうやって利用しているというのだ。

バス停を探してうろうろしていると、ちょうどバスが来て人が乗っているところに着いた。バスと言っても小さなマイクロバスである。これでいいのか少しためらってから乗った。少し進むとバスは住宅街の中の階段を登り始めた。急な階段でバスが前後に大きく傾く。そして止まってしまう。

「これは無理かも知れん」「今日は無理だわな」乗客たちはそんなことを言い出し、諦めてしまう。私も一緒にバスを降りる。バス停ひとつ分くらいなら歩いても行けるはずと思って歩いて行くが、またも道が行き止まりになっている。

少し高いところから見れば道が分かるかも知れないと思い、悪いと思いながらも住宅の境界にあるブロック塀の上に乗ってみる。よく見えない。住宅街は丘に沿って建てられているので少し先に一段高いブロック塀がある。そこになんとかよじ登る。

こうして次々とブロック塀を登り続けるのであった。