ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:にぎやかな眠り

ユーモアミステリで検索して図書館で借りた本。検索したのはgoogleで、図書館の検索機能ではない。

農業大学とその周辺に広がる小さな住宅街ではクリスマスの飾り付けで観光客を集め、学生が売るお菓子などでそこそこの収益を上げていた。

そこの大学教授のピーター・シャンディはクリスマスのこの馬鹿騒ぎが大嫌いで、当てつけにひどく趣味の悪い飾りをつけて、大音量の音楽を流したまま、街を離れて休暇の旅に出た……のだが、やはり気が引けて戻ってきたら、自宅に死体があった。

全体的にユーモアが流れているけれど、抱腹絶倒というほどではない、静かなユーモアである。それと、中年カップル誕生みたいな恋愛もあって微笑ましい。