ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:もういっぽん!5-8巻

金鷲旗の続きが7巻までそれから水着回も。やはり早苗が頑張ったところがよかった。水着回までアニメでやってもよかったかも知れないが、かなり詰め込んであったから難しかったのだろう。最初の柔道止めるというあたりで、「日焼けがこすれて痛い」と言っていたのと、「柔道もやるし海にも行く」と言っていたので、この海水浴イベントは必然性があって外せない。霞ヶ丘高校まで水着回があったということは、これまでもいろいろ絡んで来たけど今後もライバル校として絡みが多いということだろう。

その後は神童南雲の球技大会無双。そして文化祭でお嬢様が来校し、新人戦へと繋がっていく。

うん、面白い。

 

 

漫画感想:もういっぽん!1-4巻

アニメがよかったので、漫画を買いたくなった。(俺にとっては極めて珍しいことである)

そしてなんとなくだが、久々に紙の漫画を買うのもよいかと思ったのである。

しかし、1件目の本屋には置いてなくて、じゃあブックオフでもいいかと思ったが私の行ったブックオフには新刊も中古も見当たらなかった。なら、電子でもいいかと思ったが、今日たまたま駅前に行ったら近くのデパートにジュンク堂が入っていたのを思い出して、行って見たらあった、あった。

4巻ではまだアニメの途中までだ。

やはりキャラがいい。早苗がいいのだが、早苗の活躍はこの後なのだ。

あとおまけで栞がついていたが、裏側はなぜか4人が畳を運んでいる絵だった。

 

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漫画感想:バロン〜猫の男爵

ブック放題で読んだ。なんかサブスク料金払ってるのにしばらく漫画を読んでいなかったような気がするが、あまり気にしてはいけない。

なんか半端な長さの話だった。1巻と半分くらいか。2巻目は外伝みたいな話とかなり別の話が入っていたような気がする。

wikipedia を見てから、ジブリアニメの「耳をすませば」の原作者で、バロンも「猫の恩返し」の原作?だと知る。俺はジブリアニメ全然見てないからな。(宮崎駿作品でもハウルの動く城までしか見てない)

ついてない女の子が猫を助けてたことから、運が回って……来ない話。

 

 

目が怖い、目が怖い。

アニメや漫画の目が怖い。

私は少女漫画を読んで育ったので、少女漫画の大きな目は怖くない。あれは仔犬の目。仔犬以外でも哺乳類の仔の目はほとんど黒目(たぶん)。

目つきが悪い男キャラの目。三白眼というか点目に近い。嫁にしたい男No.1とも言われたとらドラ竜児の目。目は横に長い普通の目で瞳が点。目つきが悪いので誤解されているというキャラ設定なので、そういう目なのは仕方がない。最近はこの目でありながら、特に目つきが悪いという設定がないことが多くなった気がする。キャラ設定と関係なく目つきが悪いのはちょっと怖い。

ガン付けの目。眉を下げて下から上を見るようにしている目。怖いと言えば怖いが、チンピラヤクザや不良が虚勢を張って威嚇のためにやっていると思えばかわいいもの。

瞳が大きい四白眼。ブルーロックとか。怖い怖い。最大限に力を入れて目を見開いている。意図的に目を見開いた目。ふつうなら驚いた時とか感動した時とかに一瞬だけ目を大きく開くがすぐに元に戻る。力を入れ続けないとずっと見開いていることは出来ないので。その大きく目を見開いた状態がずっと続くのが怖い。こっち見んな!

以前に1話か2話まで見た「ボールルームへようこそ」というアニメが、この見開いた目で、目が怖くて見るのを止めたのであった。怖い怖い。こっち見んな!

そして今期のアニメではないが、最近dアニメストアの見放題に入った「ダンス・ダンス・ダンスール」もストーリーはすごく面白そうなんだけど、目がめっちゃ怖い。怖い怖い。こっち見んな!

ジャンル自体そんなに作品が多くないのに、ダンスもの二作品の目が怖いのはなにか理由があるのだろうか。ダンスは目でするのかな。それとも少女漫画の目の大きさにしつつ、迫力を出すために開ききった目を描くのだろうか。とにかく怖い。ダンスは作り笑顔をみせるから、その時に目も大きく見開くということだろうか。実際のダンスはそんなに近くから観ないけど、漫画やアニメでは、この作り笑顔と怖い目をドアップで見せつけるので怖い。

相手がドアップで迫ってきた時に「近い近い近い!」って言う。いや実際にはそんなにドアップで迫られることはなくて、これもアニメなんかの中での表現なんだけど。実際の距離は近くなくても、見開いた目をドアップで見せられると「近い近い近い!」と叫びたくなる。漫画なら小さいコマの中で目がアップということでも、アニメで同じように目をアップにすると画面全体に目がアップになって、とても近いし、怖い。

鬼滅の刃目の中に字が書いてあったりするので、もうこういう考えとは別かも知れんが。

ガラスの仮面 1

ガラスの仮面 1

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エンタメ考察:俺ツエー無双の長所

なろう系の小説とかそれを原作とする漫画やアニメに多いと言われる「俺ツエー無双」だが、その長所にひとつ気がついた。

長所というか、欠点ではない点というか。

俺ツエーとか無双ものエンタメは、お涙頂戴の安っぽいヒロイズムで主役や主人公側の脇役が死んだりしないということである。いや、全部ではなくて、例外もあるかも知れないと一応予防線を張っておく。

俺ツエーで無双なんだから、死なないのは当然である。転生ものなら最初に死んでいるじゃないかという説もあるが、俺の知る範囲では、死んだ理由は他人を助けるためとかではない。

あれっ? 異世界おじさんは女の子を助けようとしたんだっけ? 早くも例外が。でもそこは単に転生のきっかけということでお涙頂戴ではない。このすばカズマなんて転生のきっかけすら助けようとして全然助けていないというか無駄だったというギャグである。

とにかく、お涙頂戴の死はないということにしておく。ましてや、人類を救うために主役が特攻して死ぬなどという特攻賛美はない。

主役や脇役や小さな女の子が死んでお涙頂戴というのは、エンタメで感動を押し付けるためによく使われる手法であり、広く知られている。この広く知られているというのは、作者や編集者やラノベ教室の講師によく知られているだけでなく、読者にもよく知られている(そして俺のようなひねくれた読者には飽きられている)ということである。

もちろん、良識のある編集者や講師は、安っぽくなるからむやみに使わないようにと言っているはずだが、その一方で、ここぞという時には使ってもよいとか、うまく使えみたいな指導もあるのではないか(だって、そういう作品があるから)。

一方、なろう系の作家たちには編集者がついていないし、作家養成講座なんかにも通っていない(通っている人もいるし、作家養成の本を読んでいたりもするんだが、それはここではとりあえず無視することにして)。俺とは逆に感情移入し過ぎて、主役や脇役の死が耐えられないという人が読者だったり、作者だったりするのがなろう系の特色のひとつだと思う。

俺はそんな安っぽい手垢のついた感動の押し付けなんかには騙されないぞという気分で安直なヒロイズムに反対するのだが。理由はどうあれ、俺ツエー無双には安っぽいヒロイズムで主人公や脇役(ヒロインとか)が死ぬ作品はないとは言えないが、例外的であろう。ここで俺というエンタメ小説を読み過ぎた年寄りと、あまり小説を読んでいないと批判されがちななろう系作者との利害が一致するわけである。

 

例によって、読んでいない本を貼っておく。

 

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漫画感想:私の魔法の先生は魔法が使えない

ブック放題で2巻まで読んだ。

ウェブ漫画なので1巻は短い。異世界転移ものであるが、主役は、魔法の使える世界の少女。この少女の魔法の先生が、現代日本から転移した老婦人

最初は折り紙が魔法みたいな話だったが、途中から作者の経験を生かしたか何かで、回路設計技術者の経験で解決みたいな話になる。

設定が面白い。現代知識を使うのが主人公でなくてお婆ちゃんとか、お婆ちゃんは魔法が使えないとか、ソフトウェア技術者ではなく、ハードウェア技術者だとか。

まだ始まったばかりなので、今後どうなるかやや心配ではある。早々にネタ切れになりそうな気もする。俺の好みとしては読者が誰もついていけないような回路設計の技術を異世界の魔法に応用するという展開である。

 

 

漫画感想:百年の祭り

ネタバレあり。

ブック放題でたかもちげんの漫画「百年の祭り」を読んだ。

連載期間は1991年から1994年。

これは日本の政治が動いた時代なので、漫画としては売れる要素があるとも言えるし、現実に左右されて大変とも言える。

でも面白い。ヤクザの抗争を描いた漫画もエンタメとしては面白い。この漫画もまるでヤクザのショバ争いだと思えば面白い。現実の政治のようだと思うと絶望するけど。

ちょっと調べてみたら、

連載開始時点では、この流れは予測できないはずで、むしろ田中角栄の政治が元になっていると思う。というのは、最初の舞台は新潟県であり、そこの政治、市町村から県議会、そして国政選挙までを牛耳っている桜会という団体が中心となるからである。

そして総理を約束されながら総理になれずに病死した自民党の政治家倉塚哲平、その秘書児島啓示がこの漫画の主役である。旧来の政治を変える政治改革を掲げながら、児島のやることは買収や裏取引など自民党の政治そのままである。ダークヒーローというべきだろう。

「トキの飛ぶ空」とか「アジア主義」とか体裁のいいスローガンを掲げるが、それはあくまでも選挙のためのスローガンに過ぎない。実際には大企業や、ヤクザを使うし、息を吐くように嘘をつき、買収も頻繁にする。スキャンダル写真での脅しもあり。

作中でも他の政治家から批判されている。

しかし、今の政治状況で見ると、この作品は橋下徹の維新や、立花孝志の頻繁に名前を変える政党の出現を予言しているようにも見える。

児島は、暴力団の下っ端の暴力男(一応立候補前に組との縁を切る)とか、ホームレスとか、オカマを衆議院議員選挙の候補者にする(中選挙区の時代である)。思想はない。ホームレスには、国会議事堂の赤絨毯の上でホームレスを集めて酒盛りが出来ると言って、選挙活動をさせる。児島に思想はないけど、その場その場ではもっともらしいことを言う。民主主義の否定も口にするし、自民党政治も否定するけど、やってることは自民党と変わらない。

漫画アクション連載ということで、エロシーンもある。エロシーンというか、女もスキャンダルも政治に利用するという児島をのやり方を表しているので、必然性はあるけどね。

ネタバレだが、最後はどうなるかというと、日本初の女性総理誕生と、その女性総理を裏で操る男になる児島というところで終了である。これも、安倍ガールズみたいなものを予見していたのかも。

「トキの飛ぶ空」とか「アジア主義」はどうなったのか、それは上場ゴールしたのでもはや関係ない。

fialka911氏によるこのブログなんかよりもずっと熱のあるアマゾンのレビュー