暑いと頭が悪くなるので、単純に「暑い、暑い」と言うだけになってしまう。
そこで少しだけ頭を使って、暑さ表現を思い出してみた。
「うだるような暑さ」
「うだる」は「ゆだる」の変化だが、「ゆだる」は暑さには使わない。「うだる」は今も「ゆだる」という意味でも使われているが、今後は「うだる」が暑さ専用の形容詞となるかも知れない。ただし「うだるような」と「ような」が付くのはまだこなれていない感じがする。
「焼けつく暑さ」
これは「ような」が付かないのでこなれているが、日差しに当たっている場合に限定される気がする。
「蒸す」
これは「暑さ」も「ような」も付けないので、最もこなれているが、馴染みすぎて凄い暑さを表していないように思える。
ここまで来ると、全部調理法だと気付く。そうすると、今後地球温暖化が進んだ時に、暑さ表現に使われるのは、「炒める」「揚げる」「煮る」だろうか。
「中華鍋で炒められるような暑さ」「カラっと揚げられるような暑さ」「じっくり煮込まれるような暑さ」といったところだろうか。
「レンチン3分されるような暑さ」というのもありかも。
人類よ、おいしくなーれ!