ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

SF脳:月やあらぬ

俺はSFを卒業したような気がするが、卒業したということはそれに付いてある程度以上の知識や何かを持っているということである。卒業したから無関係という訳ではなく、むしろ関係が深いということだ。

ある種のひとは、何を見ても美少女に見えてしまう病気にかかっていたりするようだが、何を見てもSFに見えてしまうという病気もあるのかも知れない。

月やあらぬ春や昔の春ならぬ わが身ひとつはもとの身にして

在原の業平の有名な歌である。

これもSF脳的には次のような意味になる。

かつて夜空に輝いていた月は、今はもうない。春に咲く花や、舞う蝶、さえずる鳥たちも、今では異形の姿となってしまった。私の体だけが辛うじて人の形を留めている。

 

 

 

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