ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:大雪海のカイナ

2023年のTVアニメ。

終っていなくて、劇場版に続くdアニメストアには劇場版がレンタル(見放題ではなく個別課金)に入っているのでレンタルに続く。

「劇場版に続く」商法はあまり俺の印象がよくない

いろいろSF的にはツッコミどころの多い作品で、気圧の問題とかあるんだけど、何よりも雪があるのに水がないというのはおかしい。いくらなんでも制作者はそこまでバカじゃないだろう。

ということでネタバレというか劇場版を見ていない俺の推理では、この世界で雪と呼ばれているものは、水の結晶ではないと考えるべきであろう。だいたいタイトルの大雪海(おおゆきうみ)にしたところで、雪が海面に積もる訳がないのである。これはナノマシンか何かかと最初は思ったが、どうも海洋プラスチックゴミの象徴のようである。プラスチックゴミを3Dで描くのは目茶苦茶大変なので、雪っぽく見える発泡スチロールの粒のようなものにしたというところではないだろうか。

海面上昇した世界ということなので、現代の地球環境問題をテーマにしていると考えられる。世界最高峰の山頂すら海面下になっているようだ。その割には、海は結構浅いようにも思えるが。

そしてという言葉で表されているものが雪でないとすると、という言葉で表されているものが植物でないと考えることも妥当であろう。現実に存在するスカイツリーも植物ではないし。

登場人物のほとんどが文字を知らないのはいいとして、その文字というが漢字主体ではあるもののどうも日本語らしいというところが腑に落ちない。大雪海(おおゆきうみ)だし。ひらがなとかカタカナだけなら納得できるのだが。

ストーリーは、ラピュタの「空から女の子が降ってきた」を逆にして「地上から女の子が昇ってきた」に変えたような気がする。その後、女の子は連れ去られるので、男の子が救出に向かうし。

どうも「劇場版に続く」のせいで恨みがましい感想になってしまった。

 

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