ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

写譜:地上の星

lilypondを使った写譜もいろいろやっていると行き詰まる。それがこの「地上の星」。うまく行かないので放り出しているところ。

まず、短い間奏というか、「人は空ばかり見てる」のあとに1/2小節の間奏が入る。いやそれは言い方が悪くて、4/4拍子だったのが2/4拍子に変わり2/4拍子が1小節だけあってまた4/4拍子に戻るという部分がある。これがなぜか分からないけれどもlilypondで入力すると、2/4拍子の後に空白の1小節が表示されてしまう。なぜだー。

そして2番の歌の後の間奏のギターソロの部分に前の音符がないところからスラーみたいになっているのがある。発想記号ということで半音下あたりから上げるというような意味らしいが、これに対応する入力方法がlilypondで見つからない。装飾音符なら入力方法があるのだが、どうもこれは装飾音符の省略形の表記のようだ。


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しかし「地上の星」の歌詞をしみじみ眺めてみるといろいろ考えるところがある。

人は地上の星を知らない、それを発掘して知らせるのがNHKの番組「プロジェクトX」というような設定の曲である。だが、プロジェクトX自体がヤラセ問題があったりとか、日本の技術力の衰退とか、そういう状況を踏まえた今現在、この歌詞を見直してみると、「地上の星はもういない、失われてしまった」というような意味にも取れてくる。

それに「プロジェクトX」自体を実は俺は見ていなくて、なぜかというとなんか日本スゲーという流れの一端のような気持ち悪さがあったからである。まあ、もうNHKを見なくなっていた時期でもあるが、プロジェクトXの初期はまだテレビを所有していたので見てもおかしくはなかった。そんな風に俺が勝手に日本スゲーだと思っていた番組だが、Youtube中島みゆきのミュージックビデオを見ると、背景は外国で、映っている顔もほとんど外国人ではないか。プロジェクトXのテーマ曲だと知らなければ、「外国の優れた人材を私たちは知らない」という意味にも取れる。