ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

楽譜作成ソフトlilypondを使ってみた

GNU の楽譜作成ソフトLilypond を使ってみた。

lilypond.org

最近、なんとなく音楽関係のことを始めたのである。そして、ロックとか難しいから童謡から始めようかと思い、図書館で童謡の本で楽譜が載っているものを借りてみた。

そうしたら、LaTeXで楽譜が作れたことを思い出したので、本に載っている楽譜をLaTeXで書いてみようとした。どうもMusiXTeXというのがそれらしい。しかし、それは扱いが面倒なのでPMXというプリプロセッサを使うとよいらしい。さらにPMXのプリプロセッサでM-Txというものもあるらしい。

で使ってみたのだが、これは簡単に入力できるものの、若干の使いにくさがあった。転調の入力方法が分からなかったり。 以下はM-Txで書いたもの

Meter: 3/4
Title: 雨降りお月
Composer:作曲:中山晋平
Poet:作詞:野口雨情
Style: Singer
Bars/Line: 4
Space:9

   [ c8 d ] e4 a | [ f8 e1 d ] c4 d | [ e8 d ] [ ( c d ) ] [ ( e a ) ] | g2 r4 |
U:C ~ ~ F C ~ ~ ~ G7 C ~ ~ ~ Am ~ C
L:あ め ふ り お つき さ ん く も の か げ

童謡に転調があるのかと思うかも知れないが、借りた本には童謡だけでなく昭和のなつかしい歌謡曲とかフォークとかも載っていたのである。

それで、あらためて無料の楽譜作成ソフトを探したところ、Lilypond を見つけた訳だ。その上、紹介ページには、一般の人にはオススメできない。プログラマー向け、LaTeXを使うような人向けと書いてあった。これは私向けに違いない。

\paper {
  indent = #0
  system-system-spacing.basic-distance = #20
}

\header {
  title = "雨降りお月"
  composer = "作曲:中山晋平"
  poet = "作詞:野口雨情"
}

<<
  \chords {
    c2 a4:m7 c2 g4 c2 a4:m g2
  }
  \new Staff \relative c' {
    % 数字を使うスタイルに変更します
    \numericTimeSignature
    \time 3/4
    \key c \major % ハ長調
    % 旋律の中のタイ、スラー、それに手動連桁をメリスマにしない
    \set melismaBusyProperties = #'()
    \autoBeamOff
    c8[ d] e4 a | f8[ e16 d] c4 d |
    e8[ d] c[ d] e[ a] | g2 r4 |
  }
  \addlyrics {
    あ め ふ り お つ き さ ん く も の − か − げ
  }
>>

というわけで、楽譜を見て楽譜を入力するという写経のようなことをやっている。ちょっと楽しい。MIDIデータも出力できるようなので、それもあとでやってみよう。

しかし、楽譜は著作権にセンシティブなので、できたPDFの楽譜をみなさんに見せることは出来ない。代りに、Lilypond で作成されて公開されている世界の楽曲のページを貼っておく。(Lilypond の成果物というところからリンクされていた)

www.mutopiaproject.org