ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:がんばれ、ジーヴス

図書館で借りたジーヴスシリーズ。

いつものトダバタ。なんかもう大いなるマンネリというか。でも小説はバーティの一人称の語り口も面白いので、それだけでも読める。映像的なドタバタとは別の面白みがある。

シリーズ初登場である探検家のプランク少佐もじつにうざい。隙あらば自慢話。隙がなくても自慢話。

さらに、ジーヴスシリーズとは異なるウッドハウスのユーモア短編が3つ付いてお得(抱き合わせ商法とも)。

先日ブログで取り上げた乗り物で言えば、このシリーズではバーティのツーシーターが毎回のように登場する。車種とかは書いてない。俺の考えではツーシーターなんてナンパ用の車だと思うが、このシリーズの場合隣に乗るのは女の子ではなくて主にジーヴスである。やはりBL色が強い。バーティ1人で運転することも多い。

しかし、今回の話におけるジーヴスの解決策はひどい。毎回ひどいが、たぶん、これまでで一番ひどい。裏切りではないかと思うくらいだ。なのに、バーティはご機嫌。

 

俺は図書の貸出レシートみたいなのを栞代わりに挟んでいるのだが、その位置で全体のストーリーのどのくらいかを見定めているようだ。それがこの短編抱き合わせだと見当がズレてしまい。アレっと思うところで話が終わって意外に感じる。もう一波乱あるかと思ったら終わりみたいな。