他のアニメはまとめて感想書いているのにこれだけは単独で書く。dアニメストアの配信で見ているので、放送より遅れているわけだ。それにも拘わらず憶測を書くという、無意味なことをする。
女子のサイドカーレースを扱ったオリジナルアニメである。
やばい。まず、サイドカーレースというのがやばい。アニメを見ていてもすごく危険なレースだということがわかるし、脳内で物理演算をすると、実によくバイクがふっとぶのである。これをゲーム化したらたぶん初心者はふっとびまくる。あ、二人の息を合わせるのが重要だからゲーム化は難しいか。
吹っ飛ばなくても、パッセンジャー(横に乗る人、すごく重要)が死にそうな状況がいくらでも思い浮かぶ。だいたい、前のバイクが事故を起こしたら後続車はどうすんだよ。落ちてるパッセンジャーを引かないように避けつつ、バイクもよけ、自分たちも事故にならないようにバランスを取る行動を、ドライバーとパッセンジャーが息を合わせて瞬間的に判断するとか難しすぎるだろう。
しかし、1話はひどい。何がひどいかというと、レース中に入る回想シーンがひどい。盛り上がってるテンションが急に下がってしまう。これはまずい作り方でしょう。……と最初は思ったのである。
だがだが、コーチの退場の仕方が素晴らしい。主人公チームは才能もあるだろうけど優秀なコーチの元で訓練を重ねて実力を身に着けたのだ。が、女の子だらけのサイドカーレーシングに男のコーチは不要。コーチの元で訓練したという話と、二人は息がぴったりで男の好みも一緒という話を入れつつ、不要な男は出来るだけ早く退場させるということを1話でやり遂げるためには、この回想シーンは必要だったのである。レースから始めること自体はは必要だからね。回想にするしかないね。すごく優秀そうでありながら、顔を映さないという冷遇によって、コーチが二度とこのアニメに登場しないことは保証されている。素晴らしいではないか、ファン心理を分かっている。
だから、レース中に回想が入るのは1話だけだと思う。もし、2話以降もレース中に今回のような回想が入るようだとかなり苦しい。でもそれはないと信じる。
俺はマイナースポーツのアニメ大好きだから。そしてサイドカーも好きなのだ。キカイダー以来だから長いね。サイドカーレーシングも漫画でみたことがあると思ったら、D-Liveの中の1話だったようだ。うーん、それ以外にも見たような気もする。村上もとかの「熱風の虎」がそうらしいんだけど、どうも記憶がはっきりしない。読んでいてもおかしくないのは確かである。
このアニメのサイドカーはニーラーと言ってバイクと一体となった特殊なもの。実にカッコイイ。エンジンパワーと車体の軽さと空力デザインと剛性一体サイドカー。素晴らしいメカだ。あらゆるロボットのデザインがださく見えるね。
2015 MCFAJ R/R Fisco Side Car Racing | サイドカー(CBR954RRエンジン)
そしてそして体重移動。もうね、体重移動は素晴らしい。俺の脳内物理エンジンが興奮して仕方がない。体重移動して女の子の体と体がぴったりと密着するのですよ。これはすごい。毎回毎回そのシーンがあるのだ。並じゃないですよ、これは。