アメリカの大統領選でトランプ氏が勝利したわけですが、それと関連して少し古い話をいまさらする。
ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める (中公新書)
- 作者: 西垣通
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: 新書
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ビッグデータの話である。オバマ大統領がビッグデータを活用して大統領選に買ったという話は有名だ。
ビッグデータ凄いよね。大統領選の結果どころか、選挙対策の方法まで分かってしまうんだから。ビッグデータ使った陣営はもう負けなしですよ。
なのに、なんでオバマ大統領は応援しているヒラリー・クリントンにビッグデータの使い方を教えてやらなかったんだろうね。教えていれば、負けなかっただろうに。
それとも、一見するとそうは見えなかったが、実はトランプの方がビッグデータを使いこなしていたということなんだろうか。
まあ、最近は一時ほどビッグデータという言葉を聞かなくなったけれど、それはバズワードとしての言葉の魅力が減ったからで、決してビッグデータ解析の有効性そのものが無効になったわけではないはず。科学の有効性は、言葉の流行には影響されないのだから。もともとまぐれ当たりだったのならともかく。