真のSFファンは竹本泉を読んでいる。
ストーリーは竹本泉じゃないはずだけど、たぶんスタッフは竹本泉ファンを揃えている。
これもロボットアニメっちゃあ、ロボットアニメだ。意志を持ったロボットもの。
主役のホテリエロボットのヤチヨもまともそうでかなりぶっ飛んでいるが、後半に活躍するポン子もかなりひどい(よい意味で)。
たぬき星人がたぬきの習性を持っているのはSF的には謎だが、ホテルで廊下に糞をするとかの状況はSF的にも面白い。困惑するわな。突然派手な戦闘シーンがあったりしたけど、俺としては結婚式(葬式)が無茶苦茶でよかった。異星人だから倫理が異なるのは当然。
その次の死体隠しは、俺でもついて行けるかどうかというところ。倫理的に引っかかるのか、それともミステリ的に引っかかるのか。
最後に、地球人の方が変わってしまったというのはSF的によい落ちである。ただし、異星人が平気でホテルに泊まっているので、人類も(絶滅しないで適応力を高めて行けば)、地球はもちろん様々な環境で生きて行けるようになるのだろう。
op曲の「あなたはあたしの愛しい人ではもうありません」というところが好き。