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アニメ感想:ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

なろう系原作のアニメ。

革命で処刑されたマリー・アントワネットを思わせるが王女であるミーア姫が過去に転生して処刑を避けようとする話。処刑から始まるものの作品は軽いタッチのギャグである。

俺にとってこの作品のよいところは、ミーア姫が適度におバカであることだ。ループして未来の悲劇を避ける系統の作品では、主人公は知力の限りを尽くして運命を変えようとすることが多い。だが、この作品のミーア姫は知力の限りを尽くすほど知力がないようで、悲劇につながりそうなことは何でも避けておこうという考えで行動する。

俺のようなツッコミ魔にとっては、その方がよい。主人公が賢そうな行動をすると、それでいいのかとツッコミたくなるから。ミーア姫のように、よく分からないけど、悲劇につながりそうなことは避けるという方が現実的だし、安全性も高い。ギリギリで避けるのではなく、余裕をもって避けることになるから。

作者が主人公よりも賢いという気がして、安心して見ていられるというか。逆に作者が精一杯背伸びをして天才である主人公を描写しているようなエンタメにはちょっとしたことで崩れるような不安がある。

 

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