ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

医者二連発:その2歯槽骨再建手術

後からググったので名前が違うかも。ともかく、歯の元の骨が部分的に無くなっているので、それを元に戻すという手術だ。この無くなっている部分をどうするかに、A案とB案を示された。A案はこの再生だか再建だかの手術。B案は骨を再生するのではなく、そこに何かプラスチックだかセラミックだかを埋める手術だという。どちらも保険が利く。

A案は必ずしも成功するとは限らず、しかもB案の倍の治療費がかかる。それを聞いて俺は迷わずA案を選んだのである。だって、うまく行かなくてもその時はB案に移行するだけでしょ。チャレンジして損はない。(ホントは年齢ごとの成功率を聞きたかったけど、歯医者がその情報を知っているとは限らないし、勧めてくる以上そこまで低くないだろうと勝手に推測した)。治療費は倍といっても保険が利くくらいだから大したことはない。家賃より安い。

これ無くなっている部分を埋めるために、他のところから骨を持ってきて入れて、その骨と歯槽骨が融合するようにする。そのための薬品も入れる。

その後、調べてみたらリグロスという薬品を使った方法だった(保険適用とその価格から)。骨の移植は説明されたような気もするし、説明されてないような気もするし、移植したような気もするし移植してないような気もする。治療費的にはリグロスのみで骨移植はしてないようだ。治療費が安くなるはずないから。

実際に手術が始まると、麻酔で痛みはないものの、歯肉の切開と骨を削ったり、また移植のために別のところ(上蓋かな)の骨を取ったりとなかなか大変な手術なのであった。麻酔が効いているのに、骨を削る音からこれは絶対に痛いという情報が入ってくる。たぶん移植用の骨を取る時だと思うけど、めっちゃ力を入れてゴキッって感じで取っていたような気がする。

途中で何度も痛くないですかと聞かれて、その度に左手でOKマークを作って痛くないと返事をしていたのだが、そのうちなんか痛くなってきた。で、それを伝えると、麻酔を追加します、どこが痛いとか確認し始めた。ここが痛いですか、痛くない。こっちは痛いですか、痛くない。どこが痛いですか。あごが痛い。ここですか、そこです。

これは口を開け続けているので顎の筋肉が痛くなって来たのですね。ということで追加の麻酔はなしで、何か噛むものを口に入れて続行。

最後に傷口を縫合してなんとか終った。1時間30分の予約だったが、1時間ちょいで終った。余裕を見てあったのだな。時間厳守のためには余裕を見ておくことも必要だからな。

しかし、A案がだめでもB案があるからA案という考え方は、A案の手術の方がB案の手術よりも大変で、しかもダメだった場合はB案のためにまた手術という、手術のつらさを考慮に入れていなかった。リスク評価はしたがコスト評価が甘かったということだ。もう遅いけど。もちろん、若い人なら残りの人生が長いから、メリットも大きいのだが、俺の年齢を考えるとB案でもよかったかなという気もしたのである。(結果として再建成功なら問題ないけどね)

帰ってから近くのスーパーでヨーグルトとかバナナとかを買う。その後は顎の筋肉が痛いのでそこを押さえて寝ていた。

夕食は蟹雑炊。