二酸化炭素固定の二つの問題を解決する提案をする。
問題の一つは、固定した二酸化炭素の貯蔵方法である。もう一つは補助金なしで事業化する方法である。
二酸化炭素を固定するということは固体にするということであり、体積を小さくした方が貯蔵に便利である。ここで酸素は別に気体のままでも構わないので、要は炭素を小さな固体にするということが必要な訳だ。
単純に考えれば、ダイヤモンドにすればいい。もちろん、エネルギーが必要だが、二酸化炭素固定にはすべてエネルギーが必要である。そのエネルギーが小さいかまたは回収できればよい。
補助金なしの事業化ということは、単にこのダイヤモンドを売ればよいということである。一般には人工ダイヤモンドは天然のダイヤモンドより安いようだが、二酸化炭素を固定化したダイヤモンドという付加価値を付ければよい。
二酸化炭素を固定化した地球温暖化防止のダイヤモンドという触れ込みで売るならば、大富豪の地球環境保護活動家たちが、先を争って買うことは間違いない。そのダイヤモンドを身に付けているだけで、地球環境保護に熱心であることが証明できるのである。これは売れる。間違いない。
史上最大の人工ダイヤモンドを毎年更新して作り続けて、オークションか何かで高く売ればよい。
大富豪たちが大切に保管してくれるから、貯蔵場所の心配をしなくてもいい。ダイヤモンドを作るのに必要なエネルギーも金銭として回収できるので問題ない。
二酸化炭素を大量にダイヤモンドにして、どんどん大富豪の地球環境活動家に売りつければ、地球温暖化も防止出来るし、貧富の格差も解消できる。
どうだろう、我ながら素晴らしい案だと思うのだが。
実効性? なあに、レジ袋有料化と同じ一種のプロパガンダですよ。