ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:おれが大将

ブック放題で読んだ、大島やすいちの番長漫画。すごく古い印象だったが、1978--1980の連載で「おやこ刑事」と連載時期がかぶる。

始まりはなんか「ハリスの旋風」みたいな印象だったが、だんだん「男一匹ガキ大将」みたいな展開に。

主人公の早稲田明治(ひどい名前だ)が中学に入学するところから始まるが、高校と読み替えてもほとんど違和感はない、というか中学だと違和感ある。(でも男一匹ガキ大将も中学生か)

ドカベンのパロディなのか土壁という名のドカベンみたいな顔のキャラがちらっと登場する。

後半スケールが拡大すると、クーデターを起こそうとする中学生集団と米軍の核兵器の争奪戦を展開する。当時から米軍が核兵器を持ち込んでいることは頭の悪い中学生ですら知っている事実であった。(さすがに陸上移送はないだろう)

ヒロインが結構ひどい目にあう漫画。撃たれる刺される。そして「私をおいて先に行って」とか言う重傷のヒロインに、主人公は言われるままに先に行く。

最後は国会議事堂に主人公たちが放火して脱出。

パンチラは少しあるけど、エロは少なめで、結構面白いが、先行作品を越えるのは難しいし、もう番長漫画の時代ではなかったという気がする。

でも「花のあすか組」は1985年か。