ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:三人のこびと

図書館で借りた本。

原題は「The dead ringer」こっちの方がいいかも。

フレドリック・ブラウンはSF作家として知っていて、読んだのも「火星人ゴーホーム」と「ミミズ天使」くらいだった。ブラウンのミステリを読んだのは初めて。

意外にもまともなミステリだった。本格ミステリというにはちょっと足りない気がするが、かなりフェアにヒントが出ていたと思う。俺は読み逃したけど。後出しもあるけど、基本部分は書かれていた。

しかし、これに限らずアメリカのミステリは登場人物がやたらと酒を飲んでいるような気がする。しかも飲酒運転するし。

それから訳語が古い。レーンコートとか。

登場人物紹介にはサーカスって書いてあるけど、作中ではサーカスではないと書いてある。カーニバルというやつらしい。分からんけど、見せ物とか、ややいかがわしいショーとか、射的とかの移動興行のようだ。

登場人物がジン・ラミーとかやっているのがいい。