バーニイシリーズの3作目らしい。キャロリン登場。なんか初登場という感じではなくて、前からいるみたいな顔をして登場している。ただし、訳者が次の巻で訂正しているように、この本ではキャロラインと訳されている。そしてバーニイは本屋を始めている。つまりこのシリーズの基本パターンがこの作品から始まったということである。
しかし、毎回同じ車を盗んで足に使うというのは安全なのだろうか。また、シリーズの後の作品によると、消火栓のそばに駐車するのは警官の特権となっているのだが。
しかし、巻末のバーニイの泥棒はひどいというか、もっともらしいけれども、倫理的な気はしない。かといって悪党万歳という気もしない。なんというか、居心地の悪い気がする。まあ、このシリーズは泥棒が主役だけれど、泥棒を勧めている訳ではないからね。