ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:泥棒は選べない

泥棒バーニイシリーズの第1作。第1作からして依頼されて盗みに入ってるな。
1作めにはキャロリンは登場しないし、バーニイも古書店をやっていない。しかし、泥棒も年に4、5回やれば十分と言っているので、書店と兼業のはずのシリーズ後半よりもむしろ回数が少ないのではないかと思われる。
バーニイが泥棒に入った先で死体に遭遇するというのは、このシリーズの黄金パターンですな。あと、ニューヨークのオフブロードウェイが舞台ということで、俳優や女優(志望者)が出てくるのもこのシリーズの特徴。そして買収はされるけれども殺人は見逃さない警官レイ・カーシュマンもなかなかいい。
キャロリンがいないのと書店をやっていないので、会話のオシャレ度はやや低く、その代わりベッドシーンとかの色気が多い