蚊についてのかなり学問的な本。
様々な研究が蚊を殺すこと(や忌避すること)に結びついているのが面白い。まあ、そうしないと研究費が出ないのかも。
病原菌やウィルスにとって、吸血して回る蚊という昆虫は絶好の媒介者だなぁと思う。
引用されている論文の多くが著者自身のもの。蚊の研究者の集大成的な本ということか。俺にはちょっと専門的過ぎる気がする。
今まで知らなかったけど、ボウフラってバクテリアとかを食べているようだ。蚊は生物化学的酸素要求量の多い水に好んで産卵するとか(いや、この本は細かいので種によって違うということが書いてある)。単細胞生物を食べる動物って当然いるはずだけど、これまでイメージしていなかったのである。
しかし、後半はなんとなく飛ばし読みしてしまった。