ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:プリパラ(2期)

実に素晴らしい。これこそがアニメだ!

アルマゲドン程度ではまだそれほど驚かなかったが、黄木あじの登場あたりから、いよいよ本領発揮という感じであり、2期最後あたりの怒涛の展開は実に素晴らしい。リアリティを重視する最近の傾向に不満を感じている私には最高のアニメである。

1期から語尾にこだわっていてみれぃは演出としてわざと「ぷり」を語尾に付けている。それはリアリティではなくアイドルとしての演出なのだ。マネージャーと言われるぬいぐるみ系の生物も語尾をつけているのだが、クマの語尾は「くま」だし、ウサギの語尾は「うさ」なのである。それは女児向けということでそれほど不自然な気はしなかったのだが、ネコの語尾が「ねこ」になると一気にフィクション性が増すと感じたのは不思議だ。こんなに首尾一貫しているのに。

1期ではそれほど好きでなかったファルルだが、ファルルの真の役割は2期にあったのだ。というか、ガァルルこそ真の主役なのである。地下パラでのガァルルのライブが、素晴らしい。ガァルルは歌も踊りも下手なのだ。それでもアイドルを目指していいというのがプリパラ2期のテーマ。泣ける。同じくかけだしアイドルのはななも地下パラでライブしていて、ガァルル個人の話ではなく、下手でもいいというテーマである事がわかる。

敵役のひびきの過去がわかる83話は、シリアス回と言えなくもない展開のはずなのに、シリアスにならないように度々ツッコミが入り、最後には裏切られて落ち込んでいるひびきあじが追い打ちをかけていて、シリアスで終わらせない。並のシナリオなら安易にシリアスに流れてしまうところをきちんとギャグにしているのだ。基本的に過去回が嫌いな私だが、これは頑張っていると感じた。

存在自体がギャグというかメタな、めが姉ぇめが兄ぃも、セレパラ登場後は黒い眼鏡隊と2001眼鏡になって絵面だけでもリアルから遠くて実に素晴らしい。「システムですから」と言って何も受け付けないめが姉ぇは怖いけど。

そして、1期からずっと気になっていたレオナの「ドロシーがそう言うなら」なのだが、85話でついにドロシーから自立する。これも回想多めなんだけど、レオナドロシーから自立する回だから泣ける。いやレオナはこれまでもドロシーに完全に依存していたわけではないけれど、表立って反対はしていなかった。それがきちんとドロシーの意志に反してセレパラ歌劇団に入ることを伝えた。

そして最後はふわりひびき結ばれるというハッピーエンド。末永くお幸せに。(百合カップル)。

アイドル系のアニメは毎回ライブがある点もよいのだが、終わり近くでは1回に複数回のライブがあって、音楽アニメとしても大満足である。

anime.dmkt-sp.jpやや不満なのは、ガァルマゲドンのライブでガァルルの出番が少ないという点である。(ガァルルの歌のレベルが二人にまだ追いついていないので仕方がないとも言える)

そして3期に続くのだが、育児要素入れてきたのが不安で仕方がない。育児要素は女児向けアニメにはありがちだが。