サイコパスは土日に見ていたので、2期の途中まで来ました。しかし、そこで再編集版というのがあることに気づいたのだが、これも見るべきだろうか。
それはさておき、サイコパスのシビュラシステムはいろいろディストピアなことをやって社会の不安を取り除き社会を安定させているわけだが、実際には殺人が日常的に起こっているので現代日本よりも犯罪率が高いようにも思える。
しかし、それは視聴者の目で見るからで、その世界で生活している人にとっては犯罪のない安定した社会のようである。実のところ、シビュラシステムで最も効果を発揮しているのは報道管制ではないだろうか? 視聴者の色相を濁らせるという理由で犯罪の報道を規制することによって国民は安全な社会を信じることが出来るのである。
現実の世界においても、これと同様のことが起きていると思う。逆の方向にだが。ネット常識人の間では、少年犯罪も犯罪率も概ね低下しているという認識があるが、意識高くない系の間では、少年犯罪も凶悪犯罪も増加しているという認識があるという話だ。こういう認識はマスコミ報道の結果であると考えられる。
マスコミ報道の結果、社会に不安が増加しているのであれば、報道規制によって社会不安を減らすことが出来るはずである。
もちろん、弊害は大きいし、ディストピアである。マスコミによる正常な政策批判まで規制される可能性があるのだから。そしてその結果は重大である。(あ、でも政策批判はもう規制されてるんだっけ?)