ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

泰山府君祭

少し前に、中国で日本アニメによる文化侵略を止めるというような記事を見た。そこには「祭」は中国では神仏や祖先の霊をなぐさめるものであって、日本のような馬鹿騒ぎではないというような事が書かれていたと思う。

それとなにか世間の状況がじわじわと私の精神に作用して、陰陽師による泰山府君というものを思い出させた。検索してみると安倍晴明泰山府君祭というものを行って、死者(というか死病にかかった高僧)を弟子の命と引き換えにして救った儀式らしい。(今昔物語)

私が記憶しているのは、東京レイヴンズという2013年のアニメ(原作はラノベ)で、死者を復活させるために泰山府君を行うというものである。泰山府君はこのアニメで中心的な役割を果たしていて、この世界でモンスターが暴れるようになった原因も過去の泰山府君とされているし、アニメの1話でも泰山府君を行おうとする女(ヒロインの1人)が登場するし、そしてアニメの終盤では主人公も泰山府君を行なってしまう。禁忌だったのに。

でも、このアニメで一番驚いたのは、男の子だと思っていたコンが女の子であったということである。

泰山府君はヤバイよ。死者を復活させる禁忌の術だからね。

 

 

 

アニメ感想:黒の召喚士

もうひとつの召喚士ものとどちらを見るか、どちらも見ないか迷った末に、僅差で視聴を続けたアニメ。

個人的見解としては意識低い系のなろう。まああれだよ、自分の意識の高さと作品または作者の意識の高さがミスマッチだとあまり楽しめない。先日読んだテッド・チャンは俺よりも意識が高い感じで、こっちのアニメは俺よりも意識が低い感じ。なかなかピッタリとはいかないものだ。(フレドリック・ブラウンは意識の高さがかなり合う)

一言で言うと異世界無双もの。奴隷を買ったりしてハーレムパーティを作る。一人だけ男の騎士もハーレムじゃなかったパーティに入れてるけど、まあ言い訳要員みたいなものだろう。スライムもいたか。

奴隷を買って愛人化っていうのは、よい奴隷主人というのだろうか、何か呼び方があったと思うけど、奴隷を奴隷扱いしないよい主人というパターン(もちろん、意識高い系からすれば非難の対象)。でも、モンテ・クリスト伯でもほぼ同じようなことをやっているので、いちがいに非難は出来ない。

奴隷を解放したり、命を助けたりしてからの恋愛化というのは、まあ古くからあるけれども、異世界無双なろうでも頻発するパターンである。その点、そこから恋愛化しない「異世界おじさん」はよい。更に余談だが、月影兵庫も毎回女を助けるけど、だいたい女には最初から相手がいるので、恋愛化しない。兵庫がいい年だというのもあるが。焼津の半次は未練がありそうな気配をしめすが、相手がいるので諦める。一方的に助けるだけで見返りは最初から期待していないので月影兵庫はいい男なのである。

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アニメ感想:金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~

サキュバス召喚みたいだが、サキュバスではない。

でもエロメインという印象だ。絶対に報われないことが保証されている幼なじみのリリアがかわいそう。ギャグエロ要員だし。

アニメ最終回まえのヴェルメイユの過去編とか見ると、これは危険な共依存的恋愛にしか見えなくて困る。

主役のアルトのキャラはまあよい。ヴェルメイユも過去編なければ強いお姉さんで良かったのだが。

まあ、自分より強い女を守るっていう設定は、3x3eyesでもやってるので、いちがいに否定できないんだけど、強くなるのに時間がかかってやたら長編になるフラグのような気がするが。

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読書感想:シカゴ・ブルース

フレドリック・ブラウンエド・ハンターシリーズの1作め。2作めを先に読んでしまったが、最初から読むことにした。

なかなかよい。俺の中で、フレドリック・ブラウンがSF作家よりもミステリ作家として評価するようになりつつある。

パズルミステリーではなくて、ハードボイルド探偵ものに近い。ただ主役の探偵が若くて未熟であり、そのことを自覚しているという点が違う。そしてバディものというか、師弟ものだな。死んだ父親の過去を知るところとか面白い。

 

 

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読書感想:息吹

図書館で借りたテッド・チャンの短編集。昔、第一短編集を読んだ時はその才能に驚いたが、今の私にとっては著者の意識が高すぎる気がする。主に、俺の意識が低くなった関係で。意識の高さがややミスマッチだった。

商人と錬金術師の門

アラビア風世界での過去も未来も変えられないタイムトラベルもの。これが一番好きかも。

息吹

前に読んだことがあった。なんか閉ざされた世界のロボット的な生命の話。

予期される未来

自由意志の存在について。俺はもう自由意志は存在すると結論が出てしまっているので特になし。

ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル

仮想空間上のペット的な知的生命の話。あまりにも人間的。

デイシー式全自動ナニー

ゼンマイ仕掛けの子守人形の話。ミルクにしてもオムツにしても衛生が心配だ。

偽りのない事実、偽りのない気持ち

ドライブレコーダーみたいな個人記録を取れて、かつ、いつでも簡単に参照できる。ってのと、文字のない世界に文字がもたらしたもという話。

大いなる沈黙

絶滅するオウムとフェルミパラドックス

オムファロス

神が世界を作った証拠がある世界の話。

不安は自由のめまい

自由意志と多世界で、世界間通信があるという話。別の選択をした自分と話が出来る。

 

 

生活:電子レンジが壊れた

昨夜のことである。酒のつまみにしようと、冷凍チキンナゲットをレンチンしようとしたのだが、時間が経っても冷たいままだった。いかにも温まったかのようにファンがうなりをたてて回っていたりしたのだが、冷たいままだった。もう1回やりなおしたが、やはり冷たいままだった。

実は、二、三日前にもご飯を解凍しようとしたときにやはり冷たいままだったのだが、その時は何度かやり直したら温まったのである。

チキンナゲットはまた冷凍庫に戻すのも問題あるだろうと、フライパンで温めた。調理済みだから、温め方はなんでもいいのだ。

それで新しく電子レンジを買うわけだが、もう単機能でいいやと思って安いのを見ていた。しかし、タイマーがゼンマイみたいに見えるのは、いかにも安っぽい。安いのを買おうとしているのだから安っぽいのは当然といえば当然だが。でも俺の世代だと、電子レンジは未来の調理器具っていうイメージがあって、そのタイマーがゼンマイというのはどうもイメージがマッチしない。いや、人生で最初に使っていた電子レンジはまさにタイマーがゼンマイだったのだが。

本当はゼンマイじゃないのかも知れないけど、回転式のタイマー設定はアナログな感じがする。もしかしたら、1秒単位まで簡単に設定するにはダイヤル式のタイマー設定が最適なのかも知れないが、どうも古い感じがする。

というわけで、デジタルパネル付きだけど、あまり機能はないという半端な電子レンジを通販でポチってしまった。安物買いの銭失いというが、実は最安値よりも、中途半端な品を買う方が失敗が多いような気がする。(ポチってから後悔する)

しかし、何年使ったのだろう。見たらSHARPの2011年製の電子レンジだった。型落ちかなんかで安かったので、当時の近所のスーパーから担いで持ち帰ったような記憶がある。10年前くらいか。引っ越したタイミングではなく、何年か後で買ったんだな。すると、2002年から2011年くらいまでは電子レンジなしで暮らしていたということになる。今では、業務スーパーAプライスの冷凍食品にすっかり依存しているが、当時は電子レンジなしでもなんとかなっていたわけだ。

アニメ感想:邪神ちゃんドロップキックX

キャラが増え過ぎなんじゃないだろうか。ネタに困ったらキャラを増やせみたいな印象がある。

やはり北海道や九州の都市とコラボした回は、観光宣伝みたいな匂いが強かった。初音ミクも別に面白くはない。ただ初音ミクが登場するというだけ。

俺にとっては毒が足りない。クラウドファンディングとかでがんばって資金調達してのアニメ化なので、いろいろな方面にサービスしなければならないのだろう。

 

 

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