ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:黒の召喚士

もうひとつの召喚士ものとどちらを見るか、どちらも見ないか迷った末に、僅差で視聴を続けたアニメ。

個人的見解としては意識低い系のなろう。まああれだよ、自分の意識の高さと作品または作者の意識の高さがミスマッチだとあまり楽しめない。先日読んだテッド・チャンは俺よりも意識が高い感じで、こっちのアニメは俺よりも意識が低い感じ。なかなかピッタリとはいかないものだ。(フレドリック・ブラウンは意識の高さがかなり合う)

一言で言うと異世界無双もの。奴隷を買ったりしてハーレムパーティを作る。一人だけ男の騎士もハーレムじゃなかったパーティに入れてるけど、まあ言い訳要員みたいなものだろう。スライムもいたか。

奴隷を買って愛人化っていうのは、よい奴隷主人というのだろうか、何か呼び方があったと思うけど、奴隷を奴隷扱いしないよい主人というパターン(もちろん、意識高い系からすれば非難の対象)。でも、モンテ・クリスト伯でもほぼ同じようなことをやっているので、いちがいに非難は出来ない。

奴隷を解放したり、命を助けたりしてからの恋愛化というのは、まあ古くからあるけれども、異世界無双なろうでも頻発するパターンである。その点、そこから恋愛化しない「異世界おじさん」はよい。更に余談だが、月影兵庫も毎回女を助けるけど、だいたい女には最初から相手がいるので、恋愛化しない。兵庫がいい年だというのもあるが。焼津の半次は未練がありそうな気配をしめすが、相手がいるので諦める。一方的に助けるだけで見返りは最初から期待していないので月影兵庫はいい男なのである。

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