ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:ルピナス探偵団の憂愁

津原泰水祭り開催中。

ああ、知らなかったけどこれはルピナス探偵団シリーズの二冊目の短編集だったのか。佳作。

いや、おれ2つ誤解していて、まずこれが短編集だと思わずに、ひとつの長編だと思っていたということ。そして二冊目だと思わなかったこと。

それによって、最初の事件の解決は本来の解決ではなく、最後に本当の真相が明らかになるのかと思っていた。

それは期待しすぎだ。Wikipediaによると、これは津原泰水津原やすみ時代の作品だという。おお、それなら納得である。

犯人当て的な本格ミステリではなく、名探偵の名探偵ぶりを楽しむ、そして仲良し女の子組を楽しむという話だ。ああ、しかし、名探偵が男の子なのが今の時代としては惜しい。まあ、少女小説なら妥当な設定だが。

 

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)

ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)

 

 

アニメ感想:ぷれぷれぷれあです

dアニメストアの配信になった。もともとは「オーバーロード」DVD,BDのおまけだったとか。

配信になったのは、1期の「ぷれぷれぷれあです」と2期の「ぷれぷれぷれあです2」3期の「ぷれぷれぷれあです3」それに「劇場版ぷれぷれぷれあです」

まあ、おまけなのでおまけ相当の品質ではあるが、俺はギャグ調アインズが好きなので。それに、こういう円盤のおまけっぽいのが配信されるのはよいことだと思う。

 

オーバーロード 単行本 1-13巻セット

オーバーロード 単行本 1-13巻セット

 

 

アニメ感想:ゴールデンカムイ2期

申し訳ないけど、飽きた。

人殺しのシーンと、肉を料理しているシーンと、肉を食べているシーンだけを繋いで編集してくれれば、それでこのアニメを楽しむには十分である。人殺して肉料理してその料理を食べる。

1期のときから思ってたけど、入墨人皮は、ものものしいというかおどろおどろしいというか、なんかそんな特徴を出すためのガジェットであって、暗号となった宝の地図とかは考えてないと思う。

まともな感覚で見ると、まわりの人間がみんな頭がおかしいのに、その中で平然と料理を食べることだけを楽しんでいるアシリパの特別異常な感性が際立って見える。つまり、アシリパが一番異常な人間に見える。でも、人を殺して料理して食べる話だと思うと、すべての登場人物が食事を楽しんでいるアニメになって心が安らぐ。

 

 

ゴールデンカムイ(18) (ヤングジャンプコミックス)
 

 

アニメ感想:GA芸術科アートデザインクラス

申し訳ないんだけど、これあまり面白くなくて、なんで面白くないのか分析しようとして12話見てしまった。

まず、面白そうな要素がいくつかある。ひとつはメガネっ子、あとはまあアートデザイン関係の薀蓄。

で、面白くなかった理由のひとつは、このメガネっ子が実に好みに合わないという点であった。それも顔がダメだった。俺はこの眼鏡を受け付けない。やはり、メガネスキーである以上は、眼鏡に対するこだわりがあったのだ、俺には。このメガネおかしいよ、萌えないし。そしてアートデザイン関係のネタは、どうも薀蓄というには浅い。美術系あるあるネタのようだ。

全体的に、ネタを喋っているだけのアニメという印象が強い。漫画は面白いのかも知れない。アニメとしてのテンポ感に問題がある気もする。

 

第01話「えがいてあそぼ」

第01話「えがいてあそぼ」

 

 

 

読書感想:妖都

なんとなく、津原泰水を読もうかなと思って。

うーん、よく分からんかった。妖都東京の話とすると、ラストは納得できるような気がする。しかし、なぜ東京(だけ)なんだというところがよくわからん。

ふつうの人には見えないけど、物理的な力をもつ死者というのは、よいかも知れない。少なくとも出だしの部分ではそれなりに良かった。途中からは見える人ばかりになったので、見えないけど物理的な力をもつという部分は弱くなった気がする。

1997年、みんな煙草吸ってる。DNAが同一というのは、誤解か、または超常現象としてDNAが同一になるのだろう。

東京への人口

 

妖都 (講談社文庫)

妖都 (講談社文庫)

 

 

流入と異常死のバランスが取れていつまでも異常死が続くみたいなラストなら面白い。(そうは書いてない)

読書感想:ひらいたトランプ

アガサ・クリスティの有名な小説。読んだことなかった。まあ、あまり良くなかった。こういう性格の人はこういう犯罪をしないとかそういう話だったので。

ブリッジでグランドスラムの達成はもちろん難しいのだが、グランドスラムをビッドすることもまた難しいと思うんだが、どうなんだろう。

ポアロ自体、属性てんこ盛りであまり好きではない。いや、ポアロの属性は映画で強調されたものかも知れないが。

クリスティ本人みたいな女性ミステリ作家は面白い。この人がまた馬鹿なことを言うので。意外な犯人とかどんでん返しみたいな要素もある。

 

ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

 

映画感想:バーフバリ 伝説誕生

いやあ、前半の印象は「おっさん、おっさん、おっさん」という感じで、実におっさんであった。若者なんだろうけど、私の印象としてはおっさんとしか言いようがない。

そして女性が強い。主人公はある意味馬鹿げた超人的強さだが、女性は現実的な強さというか。そして歌。インド映画は歌と踊りだと聞いていたけど、ちゃんと見るのは初めてな気がする。

しかし、構成が変。というか、ある意味では理にかなっているけど、一方ではかなり強引である。途中から過去編に突入するからね。まあ、漫画とかではよくあるか。前半からじわじわと盛り上げて、ロマンスを入れて、後半スペクタクルというのは映画の構成として王道なんだよなぁ。スペクタクルにするために、過去編に飛んでいるところが強引なわけだが。

そして、過去編の対戦相手が蛮族。この蛮族描写はたぶんハリウッド映画では許されないのではないだろうか。なんだか私が子供のころによくあったようなアフリカの蛮族的な描写である。まあ、戦い方自体はそれほど蛮族ではなく、それなりに強い。

そして後編に続く。だが、その前に衝撃告白が。

 

 

バーフバリ 伝説誕生 [DVD]

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