ネギ式

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アニメ感想:治癒魔法の間違った使い方

なろう系原作のアニメ。

タイトルの「治癒魔法の間違った使い方」とは、筋トレ直後に治癒魔法で超回復をし、その後また筋トレをすることによって、短期間で筋肉を増強するという使い方である。それだけの一発ネタ。

主役のウサト異世界からの勇者召喚に巻き込まれて異世界に来たという設定になっているけど。あまり巻き込まれ要素はない。見返し系でもなく、勇者たちとは仲が良い。

治癒魔法集団、救命団の団長のローズとの師弟もの。ローズの特訓に応えて成長するウサトという話。キャラとしてはウサトローズが中心で勇者のスズネ先輩が少し絡む。それ以外のキャラはほぼ印象に残らない。

なんか魔物との戦争間近なので勇者を召喚したはずなのだが、勇者側はずっと訓練をしていて、しかもウサトと絡むときは休暇だったりするので、まったく緊迫感がない。むしろ異世界筋トレしながらスローライフ的な雰囲気である。ペットもいるし。

実質的な最終回である11話で、スズネが「治癒魔法の間違った使い方」というセリフを発しているが、いや、そこじゃないだろうという印象。そっちは治癒しながら攻撃するので痛みは与えるが傷は付けないというのだが、それは治癒しながら拷問するという既にいくつか作品が存在する残酷な手口である。やはり筋トレの超回復に治癒魔法を使うというのがこの作品の基本ネタだろう。

ストーリーが弱いというのが俺の印象だが、スローライフものとして見ていれば、また違った印象を受けたかも知れない。

 

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11話が実質最終回で、そこから2話さらに話があって、エピローグでもなく、この先もあるよという終わり方なのだが、そのゆったりした展開がまさにこのアニメのスローペース。