ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:あなたへの挑戦状

図書館で借りた本。阿津川辰海と斜線堂有紀の競作ミステリ。

私にとっての最大の謎は「あなたへの挑戦状のカードがなぜ封筒に入れられて綴じ込みになっていたのか」ということであった。これ、図書館の本なので、「付録は元通りに入れておいて下さい」という注意書きがあって、ちゃんとカードも二枚入っていたからよかったものの、もしカードが紛失していたら本当は何か別のものが入っていたのではないかと悩んだことだろう。

うーん、なんだろう。条件は満たしているけど、ミステリとしての面白さとしてはもう一つということだろうか。作品としては阿津川辰海の方が面白いと思ったが、それは俺がバカな話が好きだからである。斜線堂有紀は阿津川辰海の個人的なこだわりを突いている点がよい。

というわけで、この本で一番面白かったのは、巻末に載っている二人の競作執筆日記であった。ここに二人のミステリ執筆の方法が書かれているのがよい。

まったく関係ないけど、水槽城からは「バブルガムクライシスTOKYO 2040」に出てくるシリアの高級下着ショップを思い出した。アフィブログだから貼っておくか。