ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

なろう系原作の頭を空っぽにして楽しめるアニメ。頭を空っぽにしない場合は保証の限りではない。

異世界スマホなみの頭空っぽアニメだと思って見ていたのだが、最後にミツハが戦争ごっこを始めてしまい、異世界スマホの偉大さを噛みしめることになった。(だからと言って2期をみる気はしないが)

最終話を見るために、しばらく心の準備をしてしたのだが、パソコンで数独を解きながら見るということでなんとか見ることが出来た。

戦争はどんな戦争でも恐ろしいものだが、兵士にとって最も恐ろしいことは、ド素人が現場指揮を取ることである。戦争大好きミツハが大はしゃぎで現場指揮をしてしまうのがこのアニメ。念の入ったことには、ちゃんと現場指揮を出来る人間がいるのに、押しのけて指揮官ごっこをするのである。遊びで戦争をしているのは、ドラゴンじゃなくてお前だぞ。

思えば、第2話で銃とかを購入している時も、殺す気満々の発言(ひとりごと)をしているので、ミツハの態度は一貫している。

一方で、タイトルにある金稼ぎは下手である。そもそも戦争ほど金になるものはないので、戦争は金を稼ぐチャンスなのだが、ミツハは人殺し(モンスターも含む)に夢中で、金の計算をしていない。とんだタイトル詐欺である。

animestore.docomo.ne.jpド素人の現場指揮が恐ろしいという点からすると、王が前線に出て兵士の志気が上がるというよくあるパターンも気にくわないのだ。王が死ぬリスクもあるし、現場では王の警護に人を割かなければならないし、さらに、王が直接に現場を無視した勝手な命令をしたのではたまらない。

征服王というか、大勢いる王子の一人だった頃から戦い続けた歴戦の戦士が王になったなら別だが。

戦争に限らず、社会一般において、威張ったド素人の現場指揮は迷惑以外の何ものでもない。プロジェクトが崩壊する。