なろう系のようだ。不思議と面白い。
クラス転移というのは教室に異変が起こって、教室にいる人がみんなそろって異世界に転移するのかと思っていたが、どうもこの作品ではそうではないようだ。
つまり物理的な教室に異変が起こるのではなく、高校とかのあるクラスに属している生徒がみんなそろって異世界に転移するということらしい。物理教室よりもクラスの人間関係を描くということが重要なので、クラスに属する生徒の居場所がバラバラでもみんな異世界に行くようだ。
そして、この主人公のコンビニ店員(バイトリーダー)は、たまたま不良に絡まれて胸ぐらをつかまていたので一緒に転移したという設定である。物理的な状況は関係ないんじゃなかったのか。いいけど。
そして、女神から生徒たちに様々な能力(スキル)が与えられて異世界に転移するのだが、コンビニ店員は転移する予定ではなかったので最後に一人取り残される。そしてクラス転移者に与えたスキルの残り物(廃棄スキル)を全部もらって転移したのであった。コンビニ店員という設定が生きてきて、転生前に食品廃棄を減らそうという行動をしていたのだ。どうせ使わないスキルなら全部もらうというのは食品廃棄を減らすというコンビニ店員の発想から。
転移後は、勇者パーティには入らないものの1週間お城に滞在してよいという許可をもらい、お城の図書館で本を読みまくり、魔法使いの弟子になって魔法を一つ習得する。それが付与魔法。その後は召喚したお城からさっさと追い出されてしまう。もはやクラス転移関係なし。単にゴミスキルを大量にもらうという設定に使われただけだった。
まだまだ全然最強にはならない。
お城を出てからは冒険者ギルドに登録して薬草採取とかの仕事をこなし、レベルをそこそこ上げる。
と思ったら、店を開いたぞ。
どういう流れなのか分からないところが面白い。
基本的には付与魔法でアイテムに自分の持っているゴミスキルを付与して売るという商売系の話になるようだ。わからんけど。
他は知らんけど、ブック放題ではまだ1巻だけ。この先コンビニ店員はどうなることやら。