ムソルグスキーの「展覧会の絵」をテーマにしたゲームブック。
ゲームブックをプレイ中に死んだ場合、どこから再開するかが問題で、以前に読んだときは最初から再開したのだが二度目に死んだ時に面倒になって放置していたのである。
この本はゲームブックだけれど、章立てがはっきりしているので、死んだら章の冒頭に戻るという方針で再度読むことにした。そのためにはステータスを章ごとに保存しなければならないので、紙ではなくテキストファイルにステータスを書いておいて章ごとにコピーすることにしたのである。
しかし、この方法はつまり一箇所セーブ方式ということで、しかも、死んだときだけセーブポイントに戻れるということなので、ハマリ状態をセーブというか、この作品の場合はそこまでハマらないけど、後半はずっと金貨ゼロで過ごすことになり、そしてとうとう最後のところで詰まってしまったので、最後の最後だけインチキをして結末まで進んだ。(後で読み返してみると、どこかでコピーミスをしたような気もする)
たぶんゲームバランス的には良くできていると思う。とはいえ、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を知らないと後半の盛り上がりはないかなという気もする。