引っ越し回数を数えるのもめんどくさいのですが、かなり引っ越してます。毎年ってほどじゃないけど。
木造アパートに住んでいたことも何度もあるのですが、そのうち2回ほど、2階から水漏れに会いました。1回めは、そう東京都区部の高級住宅地と呼ばれるところの近くにあった低級住宅地に住んでいたときのことです。
安いアパートの1階に住んでいて、トイレはあるものの風呂はなく、銭湯に通っていました。洗濯機を置く場所もなく、私は毎週コインランドリーに通っていました。ところで、専用の洗濯機置場がなくても、置こうと思えば洗濯機は置けるのです。物理的には。で、私の部屋の真上の人が台所に洗濯機を置いていて、その排水パイプが詰まったか何かで、台所の天井からだばだばと水が漏れてきました。
幸か不幸か、台所にはとりたてて貴重なものは置いてなく、済みませんと謝罪を受けただけで、何ももらえませんでした。しかし、水濡れした貴重なものはなくても、損害はありました。水漏れ後、ずっと腐った雑巾のような匂いが台所に立ち込めていたのです。これで、このアパートを見捨てて引っ越すことにしました。
2回目は東京都下のやはりボロアパートに住んでいた時のことです。その前は結構広い一軒家に住んでいたのですが、いろいろあって(俺のせいじゃない)、急に引っ越すことになって、慌てて探したのでボロアパートになったのです。(収入はあったが、保証人がいなかったせいもある)。そこも風呂なしで1階に住んでいたのですが、ある時帰宅すると、大家さんから2階のトイレから水が漏れているので、部屋に入らせてもらったということを聞きました。
このときも、被害はなかったように思えたのですが、やはり雑巾の匂いがしたので即座に引っ越しを決意しました。このせいかどうかわからないのですが、押し入れにしまっていたお宝VHSテープがあとからみると全部カビていました。ちゃんと金を出して買ったDAICONフィルムのビデオとか。
被害にあったのはこの2回ですが、加害を疑われたことが1度あります。それはもう遠い遠い昔のこと、学生時代に住んでいた木造アパートでのことです。そこは風呂なしどころか、トイレ共同という物件でした。
大家から下の部屋に水漏れが発生しているという話を聞いたのですが、エアコンもないので、水の出るところは台所の流ししかなく、そこは普通に使っていたので、仮に水漏れがあったとしても排水管の劣化とか大家の責任だろうと思っていたのですが、真犯人は隣の住人で、隣では冷蔵庫を置いていて、その冷蔵庫の霜取り後の水が下の階に流れていたということでした。すごい昔のことなので、霜取りシステムに欠陥があったのかも知れません。
そういや、あの頃(3件とも)は賃貸契約時に強制的に火災保険に入るというシステムはまだ出来ていなかったような気もする。