2014年公開のフル3Dアニメ映画。
サンドワームは音に引き寄せられるのだ(デューンより)。地上に住む人のしたたかさ。地上に人類は少ないが、街に集まって住んでいるので、街の中の人口は多い。その代り、街までの距離が遠い。まあ、ストーリーは虚淵にしてはそんなに驚くほどでもないとも言えるが、SF設定をきちんと押さえてこのテーマを描くとなるとこんな感じであろう。
ヒロインの見た目が若い理由付けなど納得感あり。
アニメの魅力
この映画に限らず、アニメの魅力はキャラクターの表情にあると思った。表情がコロコロ変わるというのはある種の定型句だが、キャラの魅力を語る言葉としてふさわしい。そして、そのためのフル3Dだと言われれば、フル3Dバンザイと言わねばなるまい。特に最後の方の戦闘シーン中のアンジェラの表情は素晴らしい。少し過剰な気もするが、フル3Dでの表情の可能性を示した点は素晴らしい。(本当に3Dモデルであの表情を出しているのか?)
昔の3Dが良くなかったのは、やはり表情の乏しさだと思う。そして、今の描き込みの多い手書きアニメに俺が感じる違和感も表情の乏しさにあると気づいたのだ。瞳の描き込みが細かいと視線を逸らすという芝居すらままならないのだろう。
乳を揺らすな、心を揺らせ!
今思いついたキャッチコピー。まあ、あまり過剰な心の叫びは鬱陶しいけどね。日常の動きで乳が揺れる程度の、軽い心の動きをキャラの表情で表して欲しいものである。頬を染めるというのは、いまでも(多すぎるくらい)行われているけれど。表情バンクみたいなのでもいいんだけど。
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